2019.08.30
8月4日、アリーナ立川立飛(東京都立川市)において、アルバルク東京 B.LEAGUE2019-20シーズン『新体制発表会見』ならびに『ALVARCARSフェスタ』が同時に開催された。
猛暑日にも関わらず詰めかけた700名を超えるファンの前に壇上に上がったのがルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチや選手(安藤誓哉、馬場雄大、竹内譲次、田中大貴の各選手は代表活動のため、新加入のミラン・マチュワンは来日スケジュールの都合のために欠席)、スタッフだ。「また東京に戻って皆さんにお会いできてうれしい」とあいさつしたルカHCは、「3連覇にチャレンジできるのはアルバルクだけ。色々な困難にぶつかると思うが皆さんと一緒に乗り越えていきたい」とファンに呼びかけた。
その後、選手たちも1人ずつマイクを持って今シーズンに臨む決意を語った。一番大きな拍手を浴びたのが開口一番日本語で「ただいま」とあいさつしたアレックス・カーク。「今シーズンもアルバルクに戻ってこられて戦うことを楽しみにしています」とファンにメッセージを送った。新加入の須田侑太郎は「3連覇を目指す素晴らしいチームに入れてうれしく思います。『須田が入って負けた』と言われないように頑張ります」と活躍を誓った。
また、林邦彦社長から今シーズンのスローガンが発表された。新スローガンは『EXCEED』。これには“超える”という意味があり、昨シーズン達成したBリーグ2連覇という結果に慢心することなく、常にベストを尽くし、今までの自分たちを超えていくという思いが込められているという。また、2017-18シーズンから使われているチームスローガンの『WE』は今後も継続されることもあわせて発表された。
会見の途中、選手たちはいったんステージから下りて、新ユニフォームに袖を通して再登場。アルバルク東京4シーズン目の公式ユニフォームで目を引いたのが絶対的王者を表現するゴールドだろう。さらに前シーズンの王者だけが着用を許されるチャンピオンワッペンに加え、2度の優勝を表す2つの星を胸に掲げ、2019-20シーズンを戦うことになる。
会見の最後には記者向けの質疑応答が行われ、NBAサマーリーグで活躍した馬場雄大の今シーズンの契約について質問が及んだ。回答した林社長は「馬場選手は元々海外志向が強く、クラブとしても海外進出をサポートしてきた。ただ、現在のところ正式なオファーは入っていない。今後、彼の成長が見込まれ、彼がプレーしたいというチームからオファーがあれば、交渉のテーブルに着くつもり」と回答。馬場本人の意向をくみつつ、引き続きチームとしてサポートしていくことを約束した。
今シーズンも開幕前にFIBAアジアチャンピオンズカップへの出場を決めたアルバルク東京。ルカHCは「リーグ優勝が一番の目標。そして天皇杯、さらにはアジアクラブチャンピオンシップと、どのタイトルも勝ちにこだわりたい」と改めてコメントした。「Bリーグはどのチームにも優勝の可能性がある世界的にも珍しい稀有なリーグ。他のチームが強くなっており、優勝するのは難しくなっているが、自分たちもステップアップして、優勝をディフェンドする(守る)のではなく、つかみに行きたい。そのために今は地に足をつけてしっかりと準備をしているところ。今シーズンもプレーの強度とスタンダードを高めることを目指したい」と、ルカHCの頭にはすでに3連覇への青写真が描かれているようだった
文=入江美紀雄
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