2020.01.21

5連勝中のサンロッカーズ渋谷、この勢いのまま今節でアルバルク東京との差を詰めたい

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サンロッカーズ渋谷vsアルバルク東京(@墨田区総合体育館)
1月22日19時5分

 5年ぶりに天皇杯を制した勢いのまま、前節は敵地での宇都宮ブレックス戦を制したサンロッカーズ渋谷。20勝9敗で東地区3位となっているが、現在5連勝中と波に乗っている状態だ。

 15日のB1第17節は第1クォーターで11点ビハインドと出遅れたものの、第2クォーターではセバスチャン・サイズが11得点5リバウンドをマーク。前半のうちに差を詰められたことで接戦に持ち込み、第4クォーター開始からは9-0を記録して逆転に成功した。その後は2度同点に追いつかれたが、逆転は許さない粘り強さを発揮して4点差勝利。サイズが計35得点14リバウンドの大活躍を見せたことに加え、最終クォーターでは相手のターンオーバー「3」に対し、「0」にとどめたことも勝因につながったとも言える。

 今節の平日ナイトゲームは、墨田区総合体育館での一戦。相手は2勝差で追う同地区2位のアルバルク東京だ。そのA東京は、前節レバンガ北海道に94-71で快勝を収め、2020年初白星。この試合ではリバウンドを28本しか奪えなかったものの、3ポイント成功率が59.1パーセントを記録し、相手の21.4パーセントを大きく上回った。また、津山尚大が同チームでの公式戦デビューを果たし、約14分間で8得点4アシストをマークしたことも明るいニュースとなった。

 今季のリーグ戦では、ここまでA東京が2勝1敗でSR渋谷を勝ち越している。直近のSR渋谷は「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2020」でも大いに躍動したサイズが天皇杯から好調をキープしているが、外国籍選手のローテーションを考えると次節はサイズが欠場する可能性が高い。前節84失点を喫したことからも、チームは改めて生命線である守備を見つめ直す必要があり、A東京を倒した第2節もわずか65得点に抑えて勝利している。“全員守備”で相手の歯車を狂わせられるかどうかが、勝敗を分けるだろう。

 対するA東京は、ここでSR渋谷と3勝差に広げることができれば地区首位浮上も一層現実味が帯びてくる。オールスター組の田中大貴竹内譲次の疲労度を考慮すると、6選手が2ケタ得点をマークした前節のような的を絞らせない攻撃で主導権を握りたい。

■ロースター
・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
関野剛平
セバスチャン・サイズ
ファイサンバ
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
杉浦佑成
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔※特別指定
田渡修人

・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基※インジュアリーリスト
安藤誓哉
ケビン・ジョーンズ
正中岳城
ザック・バランスキー
須田侑太郎
ミラン・マチュワン
菊地祥平
竹内譲次
平岩玄
笹倉怜寿※特別指定
田中大貴
津山尚大
アレックス・カーク
小酒部泰暉※特別指定

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