2020.08.09
リーグ再開を待ちわびるファン・ブースターのために、B1リーグ18クラブの現状をチェックする企画がスタート! “Bリーグ・ロス”の皆さんがお気に入りのクラブの現状を把握して、今後の展望をイメージしてもらえれば幸甚だ。第7回は富山グラウジーズ。新戦力の台頭で2シーズン連続でチャンピオンシップ進出を目指す。
文=吉川哲彦

レオ・ライオンズは1試合平均21.0得点でランキング5位に位置する[写真]=B.LEAGUE
アクシデントとは、言うまでもなくジョシュア・スミスの大ケガ。インサイドの起点として昨季のCS進出の立役者となったスミスがわずか4試合で離脱し、このままシーズンを棒に振る可能性が高いことは、チームにとっては大打撃にほかならない。急きょB2越谷アルファーズからダニエル・オルトンを迎え入れたが上向かず、年明けにはオルトンに代えて元シーホース三河のアイザック・バッツと契約。12月以降はほぼ勝率5割のペースで進んでいるが、11月の5連敗が大きく響き、現在16勝23敗と”借金7″を抱える。

前田悟は勝負を決める重要なシュートを任されることも [写真]=B.LEAGUE
現在の順位は中地区3位で、昨季の最終順位と同じ。異なるのは、昨季のようにワイルドカードでCSに進む可能性は限りなく低いという点と、地区2位のシーホース三河とはわずか星1つの差でしかないという点だ。そこで気になるのは三河戦の対戦成績だが、すでに4度対戦して1勝3敗、得失点差も22点差をつけられている。このままいけば、第35節に予定されている最後の直接対決2試合はチームの運命を左右する大一番になる。幸いなのは、それがホームゲームであることだ。
だからといって、それが富山の勝利を保証するものではない。富山が三河をかわすには、個の力が際立つ三河にチームプレーで対抗する必要があるだろう。富山のアシスト数は現在リーグ13位。パスでディフェンスを崩す形を増やしたい。そして、得点力の高い選手を揃えた三河を止めるには、やはりチームディフェンスしかない。攻防両面でのチームプレーの質の向上が、2シーズン連続CS進出の大きなポイントになってくるはずだ。直接対決よりも、それまでの試合でどれだけ向上するかどうかという点に要注目だ。

司令塔の宇都直輝はチームオフェンスを導き出したい [写真]=B.LEAGUE
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