2021.02.19
千葉ジェッツは22日、原修太が約2年前に厚生労働省が難病指定している潰瘍性大腸炎と診断されていたと発表した。現在は本人の健康状態に問題がなく、プロレベルでのプレーに支障はないという。
同選手が体調に違和感を覚えたのは約2年前。病院で検査を受けたところ潰瘍性大腸炎と診断されたという。しかし、プレーに問題がないこと、同選手が周囲に余計な心配をかけさせたくないという思いを持っていたことから公表を見送った。だが、同じ病気と戦っている人たちや目標に向けて努力する子どもたちに元気を届けたい、病名を公表することで伝えられるメッセージを発表したいという思いを持ったことから、今回発表したという。
クラブは、「昨シーズンもコートでみせてくれたチームの勝利に貢献する力強いプレーが示すように、現在は健康状態も良く、プレーすること自体に問題はありませんが、指定難病という性質上、シーズン中に再発する可能性も否定はできません。今後もクラブとしては、原選手の健康維持に最善を尽くしサポートしてまいります」とバックアップを表明。
原は「もっとたくさんの人に勇気を与えることが出来ればと今回改めて病名を発表することを決心しました!急な発表で驚かせてしまったかもしれませんが、現在も状態は良く、開幕に向けて練習もしっかりできているので安心してください!これから試合以外でも色々な活動にチャレンジしたいと考えていますので、ぜひ皆さんも温かく見守ってもらえたら嬉しいです!」とコメントし、病院や施設との交流といった社会貢献活動を行っていくとも発表している。
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患で、厚生労働省から難病指定を受けている。今年5月に琉球ゴールデンキングスの岸本隆一も同病を発症したことを公表している。
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