2020.09.29
14日、川崎ブレイブサンダースが2020-21シーズンに向けたプレスカンファレンスを川崎市内で開催。昨シーズンの収支と今シーズンの事業戦略を発表した。
2019-20シーズンは新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズン途中に中止となったが、売り上げは前シーズン比で149パーセントの約9億9000万円となった。売り上げ増の要因を川崎の元沢伸夫社長は「1試合平均の入場者数が128パーセントアップしたこと、それに伴い売り上げも平均140パーセントアップ」と分析。入場者の制限など今シーズンはコロナ禍の中での開催となるが、「厳しいシーズンになるのはわかっていますが、今後に手ごたえを感じることができました」とここまでのクラブ運営に自信を見せた。
①川崎市内の保育園と幼稚園にアイリスオーヤマの協力のもと幼児用バスケットゴールを寄贈し、幼少期からスポーツに触れる機会を提供
②川崎市民が集まりやすい場所やアクセスの便利な場所などに、誰でも使用できるバスケットコートとゴールを設置することを検討、すべての人の健康づくりに役立つ機会を提供する予定
③川崎ブレイブサンダースアカデミーが運営するスクール事業や地域連携活動として川崎市内の小学校を中心に行っている「ふれあいスポーツ教室」、その他バスケットボール体験イベント等を通して、より多くの人にスポーツに参加する機会を提供
④試合会場のグッズショップで使用するショッピングバッグには、障がい者から募集したイラストを取り入れたデザインを採用
⑤試合前のショータイムに、障がい者や一芸に秀でた川崎にゆかりある方々のパフォーマンス機会を提供
このプロジェクトでは一般社団法人川崎青年会議所の後援のもと、SDGs未来都市に指定されている川崎市と「川崎市と川崎ブレイブサンダースが実施する持続可能な開発目標(SDGs)の推進に関する協定」を締結し、連携を強化し協働して推進するという。
会見には川崎市の福田紀彦市長も登壇。「川崎ブレイブサンダースがSDGsの推進に向けて、本市と連携して積極的に取組んでいただくことを大変心強く感じております」と期待を寄せた。
それを受けて元沢社長は、「日本のスポーツ市場においてまだまだ発展途上のこの領域での取り組みには、今後高い壁や困難が必ずあると思いますが、川崎市をはじめ応援してくださる方々の力をお借りし、あきらめずにチャレンジし続けてまいります。そしてスポーツ×SDGsから生まれる様々な事例を世の中に広げていくことができれば幸いです」と意気込んだ。これまで積み上げた実績から得た自信をもって、川崎はNEXTステージへ挑んでいく。
なお、「&ONE」プロジェクトの詳細や進捗は公式サイト https://kawasaki-bravethunders.com/lp/and-one/ からチェック可能だ。
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