2020.10.09

秋田ノーザンハピネッツのプレッシャーディフェンスを京都ハンナリーズのガード陣がどう対応するか!?

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

京都ハンナリーズ vs 秋田ノーザンハピネッツ(@ハンナリーズアリーナ)
第1戦:10月10日18時5分 第2戦:10月11日14時5分

 ホーム初勝利を目指す京都ハンナリーズは、秋田ノーザンハピネッツによるプレッシャーの強いディフェンスを前にミスを最小限に抑えたゲーム運びをできるか。相手はシュート力もあるだけに、長所を消して前節と同じ轍は踏みたくない。

 京都は両日ともに97失点を喫して、富山に連敗。第1戦では17のターンオーバーを犯し、引き離された第2クォーターではそれが失点にも直結した。また第2戦では30本の3ポイントシュートを与えて、実に15本を決められての大敗。ボールムーブを意識したことや、細川一輝ら新加入選手の活躍は収穫だが、自ら流れを渡してしまい、相手の強みが思う存分に発揮されてしまうようでは苦しい。

 一方、秋田は苦労しながらもアウェイで連勝発進。第1戦ではタイムシェアをしながら激しい守備で信州を序盤から圧倒すると、第2戦では先行を許すも粘り強い攻防から、第4クォーターに大浦颯太が逆転弾。若手の活躍に加えて、伊藤駿のルーズボールダイブや、古川孝敏が終盤に勝利を決定づけるショットを沈めるなど、チーム一丸となった戦いを披露した。

 京都はまず、ガード陣が確実にゲームを組み立てることが肝心だ。トランジッション勝負をすれば、相手に分があるだけに、攻撃はシュートで終わらせ、良いカタチで守備に入りたい。対する秋田は、すでに2戦合計でリーグ最多、22のスティールが物語る通り、強度の高い守備で相手を混乱させることができるか。前節の第2戦で欠場した京都のデイヴィッド・サイモンが復帰するのであれば、彼につながる起点も潰したい。

文=大橋裕之

■ロースター
・京都(ヘッドコーチ:小川伸也)
寺嶋良
會田圭佑
大庭岳輝
菅澤紀行
久保田義章
松井啓十郎
満田丈太郎
レイヴォンテ・ライス
石谷聡
細川一輝
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾 ※インジュアリーリスト
ジョーダン・フェイゾン
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

・秋田(ヘッドコーチ:前田顕蔵)
大浦颯太
細谷将司
野本建吾
アレックス・デイビス
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
ハビエル・カーター
カディーム・コールビー
古川孝敏

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