2020.10.09

連敗スタートの琉球ゴールデンキングス、インサイドを担う満原優樹の奮起が不可欠

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

琉球ゴールデンキングス vs 新潟アルビレックスBB(@沖縄市体育館)
第1戦:10月10日19時5分 第2戦:10月11日14時5分

 昨季まで3シーズン連続西地区王者の琉球ゴールデンキングスが連敗スタート。開幕節は宇都宮ブレックスと対戦したが、3ポイント成功数が1戦目はわずか2本、2戦目も4本と長距離砲が沈黙。ターンオーバーも多く、2戦とも60点台と宇都宮のディフェンス網を突破できなかった。外国籍選手追加契約で加入したジェイソン・ウォッシュバーンの奮闘は光ったものの、全体的には選手個々の持ち味を発揮できなかった感がある。

 琉球がホーム開幕節に迎えるのは新潟アルビレックスBB横浜ビー・コルセアーズとの開幕節は1戦目がわずか53得点の完敗。3ポイントが3本しか決まらず、26得点のロスコ・アレン以外はインパクトを欠いた。しかし、2戦目はリチャード・ヘンドリックスが30得点を挙げ、スターターに起用された納見悠仁も8得点9アシストをマークするなど、80得点で横浜を振りきった。ただし、前日に続いて1ケタ得点に終わった第2クォーターの戦い方は一考を要する。

 新潟にとっては、前節の横浜・森井健太と同様に、昨季までの戦友である今村佳太を敵に回して戦う最初の機会。琉球でもスターターを張る今村をいかに抑えるかという点には、少なからずフォーカスしなければならない。そして、チームに合流したばかりのチャールズ・ミッチェルがコートに立つことなく契約解除。ペイントエリアにそびえるウォッシュバーンとジャック・クーリーを相手に、守り方を特に工夫する必要がある。

文=吉川哲彦

■ロスター
・琉球(ヘッドコーチ: 藤田弘輝)
石崎巧
船生誠也
並里成
ナナーダニエル弾
岸本隆一
田代直希
今村佳太
満原優樹
小野寺祥太
ジェイソン・ウォッシュバーン
ジャック・クーリー
牧隼利

・新潟(ヘッドコーチ:福田将吾)
マーク・セントフォート
星野曹樹
大矢孝太朗
リチャード・ヘンドリックス
五十嵐圭
柏倉哲平
石井峻平
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
池田雄一
林翔太郎

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