2020.10.16

開幕4連勝で東地区首位の秋田ノーザンハピネッツ、3季連続西地区王者の琉球ゴールデンキングスをホーム開幕戦で撃破できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

秋田ノーザンハピネッツ vs 琉球ゴールデンキングス(@CAN☆アリーナあきた)
第1戦:10月17日14時5分 第2戦:10月18日14時5分

 まだ2節しか消化していないとはいえ、東地区首位に立ったことは秋田ノーザンハピネッツにとって大きな出来事だ。前節の京都ハンナリーズ戦は外国籍選手の数で優位に立ち、1戦目は90得点を挙げて完勝。2戦目は終盤まで手こずりながらも最後に抜け出した。開幕からスターターで起用されている長谷川暢は特に進境著しく、スタートダッシュの原動力になっている。今節は新外国籍選手のアレックス・デイビスがいよいよベンチ入りする見込みで、期待はさらにふくらむ。

 一方、開幕節は連敗に終わった琉球ゴールデンキングスも、前節はホーム開幕で新潟アルビレックスBBを相手に連勝。やや苦しんだ印象もあったものの、ジャック・クーリーの力強いインサイドプレーに加えて長距離砲も火を噴き、得点は2戦とも80点台後半を叩き出した。1戦目は26アシスト、2戦目も23アシストとパスの回りが良く、少なくともオフェンス面では本来の持ち味を発揮できたと言っていいだろう。

 2節連続でアウェーだった秋田にとって、波に乗った状態でホーム開幕を迎えることは何よりも心強いが、その勢いを加速させるか止めてしまうかはやはりデイビスの出来にかかってくる。ディフェンス面での働きはもちろんのこと、好調なオフェンス面でどれだけチームのシステムにフィットするかが重要。3シーズン連続西地区王者の琉球から星を奪うことができれば、秋田の株はさらに上昇する。そのためにはデイビスの活躍が不可欠だ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・秋田(ヘッドコーチ:前田顕蔵)
大浦颯太
細谷将司
野本建吾
アレックス・デイビス
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
ハビエル・カーター
カディーム・コールビー
古川孝敏

・琉球(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
石崎巧
船生誠也
並里成
ナナーダニエル弾
ドウェイン・エバンス
岸本隆一
田代直希
今村佳太
満原優樹
小野寺祥太
キム・ティリ
ジャック・クーリー
牧隼利

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