2020.12.11

勢いに乗り切れない新潟アルビレックスBB、古巣対戦となる2選手に要注意

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

新潟アルビレックスBB vsシーホース三河(@シティホールプラザアオーレ長岡)
第1戦:12月12日17時5分 第2戦:12月13日13時5分

 ジェイソン・ウォッシュバーンが加わった試合でアルバルク東京を撃破し、アレン・ダーラムの初陣となった秋田ノーザンハピネッツ戦をダブルオーバータイムの末に制した新潟アルビレックスBBだが、その勢いをその後につなげることができていない。秋田戦で手を負傷したロスコ・アレンの状態も気になるところで、ここからは日本人選手の頑張りがさらに必要になってくることは間違いない。40歳の五十嵐圭は年齢を感じさせない躍動感を見せ、池田雄一も通算5000得点の節目に到達。若手のミスを恐れないプレーがチームに火をつけることを期待したい。

 シーホース三河は得点源の活躍が安定し、西地区の首位争いを引っ張る。80得点を割った試合が少なく、得点力に関しては地区内で頭一つ抜けている感がある。ただ、失点もやや多めという点はシーズンを通して改善していかなければならない。次節以降にホーム6連戦が控えており、その前に弾みをつけておきたい。

 昨シーズンまでは同じ中地区でしのぎを削ってきたが、今シーズンは地区が分かれたことで対戦は今節の2戦のみ。ダバンテ・ガードナーに加え、今シーズンは柏木真介にとっても古巣と戦う貴重な機会となる。そして、新潟にとってはその2人が要注意人物。ガードナーのローポストアタックはもとより、相手の隙を見逃さない柏木のディフェンスも敵に回すと非常に厄介だ。新潟は若手の働きも不可欠だが、再び敵として柏木と相まみえる五十嵐が“先輩の意地”を見せたい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・新潟(ヘッドコーチ:福田将吾)
星野曹樹
大矢孝太朗
アレン・ダーラム
五十嵐圭
柏倉哲平
石井峻平
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
池田雄一
林翔太郎
ジェイソン・ウォッシュバーン

・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
川村卓也
柏木真介
カイル・コリンズワース
長野誠史
高橋耕陽
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
シェーン・ウィティングトン
加藤寿一
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

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