2021.01.01

横浜ビー・コルセアーズは森川正明、滋賀レイクスターズは村上駿斗の両イングの活躍に注目

横浜ビー・コルセアーズ vs 滋賀レイクスターズ(@横浜国際プール)
第1戦:1月2日15時5分 第2戦:14時5分

 河村勇輝との特別指定選手契約を前々節の試合中に電撃発表した横浜ビー・コルセアーズ。その河村が早速合流した前節の島根スサノオマジック戦は1戦目に勝利。オフェンスリバウンドを15本与えてしまったもののインサイドアタックを抑えることはでき、ロースコアゲームを勝ちきった。河村も得点こそ4点止まりだったが5アシストと存在感は十分だった。2戦目は残り1分46秒時点での5点リードを守れず、残り7秒で逆転を許す痛い黒星。しかしながら、開幕から2カ月間の15試合でわずか3勝だったことを考えると、12月だけで5勝を挙げたことは河村の入団と相まって期待感を抱かせる。

 一方の滋賀レイクスターズにとって12月は苦しい星勘定だったが、最後のレバンガ北海道戦は連勝。2戦とも競った展開で、1戦目は3ポイント5本を含むキャリアハイの19得点をマークした狩俣昌也、2戦目は残り7秒でこの試合16得点目となる3ポイントを決めた村上駿斗が勝利を呼びこんだ。その陰で、2戦計28リバウンド、そのうち12本がオフェンスリバウンドだったアンガス・ブラントの働きも忘れてはならない。

 横浜のキーマンは森川正明。開幕からの2カ月で5度だった2ケタ得点は、12月の10試合だけで5度。前節も2戦ともロースコアの中で2ケタ得点を叩き出している。村上や晴山ケビン、徐々に頭角を現してきた前田怜緒といった滋賀のウィング陣に対抗し得る選手として、攻守両面での奮闘が求められる。

文=吉川哲彦

■ロスター
・横浜(ヘッドコーチ:カイル・ミリング)
河村勇輝 ※特別指定
パトリック・アウダ
ケドリック・ストックマン・ジュニア ※特別指定
ロバート・カーター
レジナルド・ベクトン
森川正明
アキ・チェンバース
森井健太
秋山皓太
竹田謙
須藤昂矢
エドワード・モリス
生原秀将
小原翼

・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
ジョナサン・オクテウス
村上駿斗
狩俣昌也
ジョーダン・ハミルトン
晴山ケビン
今川友哲
アンガス・ブラント
谷口光貴
伊藤大司
頓宮裕人
前田怜緒

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