2021.04.30

ともに負けられない大一番…崖っぷちのA東京がアウェーで千葉に挑む

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

千葉ジェッツ vs アルバルク東京(@船橋アリーナ)
第1戦:5月1日15時5分 第2戦:5月2日15時5分

 かつて2シーズン連続でファイナルを戦った千葉ジェッツアルバルク東京は、中止となった試合の代替開催をいずれも4月28日に消化し、中2日で今節を迎える。東地区2位を死守したい千葉は琉球ゴールデンキングスを下し、チャンピオンシップ進出を決めた。前半に54失点を喫するなどディフェンス面は課題もあったが、後半は締め直して33失点。オフェンスでは21得点のシャノン・ショーターを筆頭に6人が2ケタ得点をマークした。フリースローだけで30得点を積み重ねたことも良い材料と言えるだろう。CSを前に残り5試合を10日間で消化するハードスケジュールだが、現在の順位を維持するとともに、CSに向けてプレーの精度をさらに上げていきたい。

 対照的に、A東京はいよいよ後がなくなった。川崎ブレイブサンダース戦は立ち上がりから相手に主導権を奪われ、点差を詰めることもできないまま20点差で敗れた。東地区からすでに4チームのCS出場が決まり、さらには富山グラウジーズのCS進出マジックもついに1まで減った。ワイルドカードの残り1枠に滑りこむのはかなり厳しいと言わざるを得ない。

 富山の残り2試合の結果をコントロールすることができない以上、A東京は残り4試合の全勝を期してこの千葉戦に全身全霊を傾けなければならない。今季の対戦は1勝1敗だが、勝利した第21節は安藤誓哉田中大貴の2人で計40得点10アシスト。2人がオフェンスの起点となり、試合を支配する決意を示すことができるか。

文=吉川哲彦

■ロスター
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
コー・フリッピン
田口成浩
赤穂雷太 ※特別指定
大宮宏正
西村文男
シャノン・ショーター
大倉颯太 ※特別指定
佐藤卓磨
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
セバスチャン・サイズ
ラシードファラーズ
原修太

・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
デション・トーマス
小島元基
安藤誓哉
ケビン・ジョーンズ
吉井裕鷹 ※特別指定
ザック・バランスキー
須田侑太郎
菊地祥平
竹内譲次
平岩玄
ジャマール・ソープ
田中大貴
津山尚大
アレックス・カーク ※インジュアリーリスト
小酒部泰暉 ※特別指定

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