2021.05.07

シーズン最終盤に調子を落とす琉球ゴールデンキングス、CSに弾みのつく沖アリ初勝利を挙げられるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

琉球ゴールデンキングス vs 京都ハンナリーズ(@沖縄アリーナ)
第1戦:5月8日13時5分 第2戦:5月9日13時5分

 両チームともにレギュラーシーズンの最終戦。西地区覇者の琉球ゴールデンキングスは同8位の京都ハンナリーズを迎え、チャンピオンシップに弾みのつく沖縄アリーナ初勝利を挙げることができるか。

 琉球は直近5戦でわずか1勝。平均75.3失点の堅守が、この間は90失点近くに及ぶ。ただジャック・クーリー不在の中、前節の千葉戦では勝利こそ逃したが延長戦まで戦い抜いた。11本の3ポイントシュートを沈め、リバウンドはキム・ティリら外国籍選手をはじめ、田代直希ら日本人選手も全員でカバー。ターンオーバー15個は修正点だが、攻防両面で目指す姿を表現しようとしていた。

 一方の京都は前節、島根スサノオマジック戦で2連敗。新型コロナウイルスの影響で先月14日以来のリーグ戦となり、小川伸也ヘッドコーチや一部主力を欠く中で苦しい戦いを強いられた。それでも第1戦でルーキーの大庭岳輝が初先発し、両日ともに出場した全選手が得点を記録。第2戦は88得点まで積み上げた。ディフェンスはかみ合わない場面が多かったが、現有戦力で戦う姿勢はしっかりと示した。

 両チームの直接対決は、今シーズン1勝1敗。琉球は1月にターンオーバーから17失点し、接戦を落とした。5日の千葉戦でも同様に22失点を記録しており、CSに向けて精度の高い攻防を披露できるか。対する京都はコンディションを取り戻し、4月に4連勝をマークした時のような粘り強いディフェンスを復活させることが勝敗の鍵を握るだろう。

文=大橋裕之

■ロスター
・琉球(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
石崎巧
船生誠也
並里成
ドウェイン・エバンス
岸本隆一
田代直希
今村佳太
満原優樹
小野寺祥太
キム・ティリ
ジャック・クーリー
牧隼利

・京都(ヘッドコーチ:小川伸也)
寺嶋良
會田圭佑
大庭岳輝
久保田義章
松井啓十郎
満田丈太郎
レイヴォンテ・ライス
石谷聡
細川一輝
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

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