2021.05.06

西地区9位でシーズンを終えた三遠…北郷社長「我々は変わらなくてはなりません」

西地区9位の成績で今シーズンを終えた三遠[写真]=B.LEAGUE
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 5月7日、5日に行われた信州ブレイブウォリアーズ戦をもって2020-21シーズンの全公式戦を終えた三遠ネオフェニックスが、「シーズン終了の代表挨拶」として北郷謙二郎代表取締役社長によるシーズン総括コメントを公式HPに掲載した。

 まず初めに、北郷社長は2020-21シーズンを「すべてが新型コロナウイルスに翻弄された一年」と振り返り、クラブとしても「もがき苦しんだ一年」だったと総括した。

 2019-20シーズンをB1最下位の成績で終えたことを受けて、三遠は今シーズンよりセルビア出身のブラニスラフ・ヴィセンティッチ氏を新指揮官に迎えるも、海外からの渡航規制により新たに獲得した外国籍選手とともに序盤戦は試合に帯同できなかった。そうした状況もあってか、三遠は開幕戦から9連敗スタートを喫するなど苦戦を強いられた。

 また、その後も北原秀明西川貴之サーディ・ラベナネナド・ミリェノヴィッチらの負傷やウイルス感染による離脱も相次ぎ、「全員がそろって試合を迎えることは一度もありませんでした」と苦しい台所事情がシーズンを通して続いたことを明かした。

 結果として三遠は、西地区9位となる12勝47敗という成績でレギュラーシーズンを終えた。2019-20シーズンに引き続いての成績低迷を受けて、北郷社長は「直近2シーズンの成績では、ご支援いただいている地域の方々やスポンサー・ブースターの皆様に申し訳が立ちません」とコメント。「クラブとして今一度原点に立ち返り、チームを改革してまいります」と宣言した。

 さらに「『絶対にあきらめない強いディフェンスから速くて面白いバスケット』を実現し、『勝利』にこだわっていきます」とスタイルについても言及。加えて、「我々は変わらなくてはなりません。断固たる覚悟をもって2021-22シーズンに臨みます。どんな妥協も許しません。必ず結果を残すシーズンにしたいと思います」と力強い言葉で来シーズンへの意気込みを綴った。

 北郷社長による挨拶全文は、クラブ公式HPで確認可能となっている。

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