【名古屋Dvs広島】初勝利を狙う名古屋D、全員が高いリバウンド意識を持って臨みたい

吉川哲彦

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

2021.10.09 15:05 T.O.
試合終了
ドルフィンズアリーナ

広島ドラゴンフライズ

■名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs 広島ドラゴンフライズ（＠ドルフィンズアリーナ）
第1戦：10月9日15時5分第2戦：10月10日15時5分

　アウェーで迎えた開幕節で、名古屋ダイヤモンドドルフィンズは惜しい星を落とす結果となった。サンロッカーズ渋谷との第1戦は10点ビハインドで突入した第4クォーターにクロスゲームに持ちこんだが、同点の残り2秒からブザービーター3ポイントを許した。第2戦も前半のビハインドを後半に盛り返しながらも、第4クォーターの3ポイントの精度が明暗を分け、5点及ばなかった。コティ・クラークとスコット・イーサトンは得点面では貢献が光ったものの、リバウンドの少なさは反省材料。シェーン・ウィティングトンとレイ・パークスジュニアを欠いた影響も出た格好だ。

　広島ドラゴンフライズは、ホームでレバンガ北海道を相手に連勝スタートを切った。第1戦は第3クォーターに寺嶋良とグレゴリー・エチェニケの得点で主導権を握ったことが奏功。第2戦は第1クォーターを9失点に抑えたところから接戦に持ちこまれたが、最後は逃げ切った。寺嶋のほかにも辻直人やニック・メイヨ、チャールズ・ジャクソンといった新戦力が期待通りの働きを見せ、昨シーズンとは一味違うところを見せることができた。

　開幕節の広島はリバウンドが第1戦で48本、第2戦も44本を数え、オフェンスリバウンドはいずれも2ケタ。名古屋Dとしては特にディフェンスリバウンドをしっかり確保したい。開幕節第1戦で9本の張本天傑と6本の須田侑太郎、第2戦で6本の中東泰斗には引き続きリバウンドへの高い意識が求められることになる。

文＝吉川哲彦

■ロスター
・名古屋D（HC：ショーン・デニス）
小林遥太
 レイ・パークスジュニア
 齋藤拓実
 伊藤達哉
 コティ・クラーク
 菊池真人
 張本天傑
 須田侑太郎
 中東泰斗
 中務敏宏
 シェーン・ウィティングトン
 狩野祐介
スコット・イーサトン