2022.01.18

Bリーグが新型コロナ対策を強化…統一検査に加え追加定期検査を実施へ

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 Bリーグの理事会後メディアブリーフィングが18日に開催され、島田慎二チェアマンが新型コロナウイルス感染拡大への対策を強化する考えを示した。

 リーグでは今月3日から新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が発生し、ここまで選手82名、チームスタッフ28名が陽性と判定。陽性化の割合は選手のほうが高く、加えて多くの選手が濃厚接触者と判断されているため、B1・B2合計で30試合の中止が決定している。

 そのため、リーグでは2週間に一度の統一検査に加えて追加定期検査を実施することを決定。今月20日から2月24日まで選手・チームスタッフに対して抗原定性検査を実施し、クラブ内感染を防ぐ考えだ。

 島田チェアマンは「試合の催行が我々のビジネスにおいて最重要ではあるが、公益法人として世の中にウイルスをまん延させないことがそれ以上に重要だと考えている」とした上で、「現在は無症状の方が多く、無症状のままコートに立って(感染が)広がることがあるので、その確率を少しでも下げることが務めだ」と狙いを説明した。

 なお、現在統一検査での陰性が試合へのエントリー要件に含まれているが、追加定期検査の結果はエントリー要件に含まないとのこと。追加検査での結果は公表しないとしている。

 Bリーグは同日、昨年12月に行ったリーグ戦における新型コロナ対策調査結果を発表。カメラ撮影による観客のマスク着用率を調査したところ、試合中で平均96.3パーセント、ハーフタイム中で92.6パーセントの着用が確認されたという。

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