2022.03.22

【信州vs富山】信州は3点差以上での勝利が必須…持ち味の堅守で富山撃破を目指す

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

信州ブレイブウォリアーズ vs 富山グラウジーズ(@ホワイトリング)
3月23日19時5分

 西地区6位の信州ブレイブウォリアーズにとって今節は、遠のいてしまった白星先行への道を再び目指すためにも落とすことができない。

 同8位の富山グラウジーズは今節勝てば勝率で信州に一歩近づき、敗れると同9位の京都ハンナリーズの影が忍び寄ってくる。約3カ月ぶりに顔を合わせる今節は、両者にとって大きな分かれ道となる可能性がある。

 信州は前節、同2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズに連敗。第1戦は後半に得点が伸びず、第4クォーターは29失点とディフェンスも崩れた。アンソニー・マクヘンリーを欠いた第2戦は粘り強く戦うことができたものの、第4クォーターは後手に回ってしまった。3ポイントシュートの成功数が2戦合計で10本と不調だったのが誤算だった。

 富山も前節は島根スサノオマジックに連敗を喫した。欠場が続くジュリアン・マブンガに加え、第1戦はジョシュア・スミスが出場停止となり、第2戦は小野龍猛が欠場。ブライス・ジョンソンが2試合フル出場で奮闘したが、第1戦は接戦を勝ちきれず、第2戦は第4クォーターにたたみかけられて逆転負けとなった。同7位の大阪エヴェッサ戦が次節に控える富山にとって、今が踏ん張りどころだ。

 今シーズンの対戦は開幕節に信州が連勝しているが、第11節は富山が92-75で快勝しており、得失点差では富山が2点リードしている。3点差以上での勝利が必須となる信州は、前々節も不調だった3ポイントシュートよりもディフェンスに力を注ぐほうが得策だ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・信州(HC:勝久マイケル)
ヤンジェミン
井上裕介
西山達哉
熊谷航
栗原ルイス
マシュー・アキノ
前田怜緒
大崎裕太
ジョシュ・ホーキンソン
三ツ井利也
ウェイン・マーシャル
アンソニー・マクヘンリー
岡田侑大

・富山(HC:浜口炎)
小野龍猛
山口祐希
飴谷由毅
野﨑由之 ※特別指定
ブライス・ジョンソン
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜
宇都直輝
松井啓十郎
上田隼輔 ※特別指定
ドワイト・ラモス
ジュリアン・マブンガ
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

BASKETBALLKING VIDEO