2022.08.03
5月29日に東京体育館で「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2021-22」第2戦が開催。宇都宮ブレックスは琉球ゴールデンキングスに連勝し、2016-17シーズン以来、2度目のリーグ優勝を達成した。
優勝を決めた第2戦では24得点とチームをけん引した比江島慎は、試合後の会見で「タフな試合でした。無我夢中で試合内容をそこまで覚えていないんですけど、チャンピオンシップを通して本当に我慢して、相手に流れがいきそうなときでもチームで耐え切って、最後に優勝できて良かったです」と喜びの感想を語った。
昨シーズンは千葉ジェッツに所属していたコー・フリッピンと、今年もファイナルでマッチアップをすることとなったが「フリッピン選手は本当に能力が高いので、ボールを簡単にもらえなかったり、苦しい時間帯もありました。それでも、冷静にポストアップのところで流れを持ってくることができましたし、平面の部分では彼に勝てないので、いかにフィジカルを使うか、試合のなかでしっかり対策できたんじゃないかと思います」と試合中の駆け引きを振り返った。
また、比江島は「チームメートが僕のためにスクリーンやアシストをしてくれたり、スペーシングを作ってくれたりしました。スタッツに残らないとこでも、みんなが自己犠牲の精神を持ってやってくれて、僕は得点を決めきることだけを意識してプレーすることができました」とチームメートに感謝の気持ちを述べた。
周りのサポートもあり、比江島は1試合平均18.7得点5.2アシストと、レギュラーシーズンからスタッツを大きく伸ばす。エースとしてワイルドカードから出場した宇都宮を6連勝に導き、見事CSのMVPに輝いた。
「ここまでの道のりは長くて、ブレックスに移籍してから難しい状況もあったり、いろいろなことがありましたけど、それを乗り越えて、この1年間は一番成長を感じられました。チームメートやコーチ陣が自分を信じてくれたおかげもあるし、それを結果で証明できたというところが一番うれしいです」
会見の最後には、東京体育館でウインターカップ3連覇を成し遂げた田臥勇太が「東京体育館で負けなくて良かったです」とコメントすると、「僕も東京体育館で負けなくて良かったです」と同じく3連覇を達成している比江島も笑顔で続いた。
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