2022.06.03
5月29日に東京体育館で「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2021-22」第2戦が開催。琉球ゴールデンキングスは宇都宮ブレックスに連敗を喫し、クラブ史上初となるファイナルでの戦いを終えた。
琉球を率いた桶谷大ヘッドコーチは、試合後の会見で「まず初めにブレックスの皆さんにおめでとうございますと言いたいです。また、僕の大親友である安齋(竜三)HCにもよく頑張った、おめでとうと言ってあげたいです」と激闘を演じた相手チームを称えた。
「悔しい結果になりましたけれども、このファイナルの経験がキングスにとってかけがえのないものになると思うので、またここに戻って来たいなと思います」
ワイルドカードでチャンピオンシップに出場するも、6連勝で2度目の優勝を勝ち取った宇都宮については「ブレックスさんと違っている点があるとすれば、経験の差はあったかなと思います。ファイナルに初めて来たチームと、コアメンバーを残しながら何度もファイナルに上がってくるチームとの差は、やっぱりあったのかなと」と心境を語った。
また、ファイナルに出場することができなかった並里成について聞かれると「成はずっといろんな面からチームを支えてくれました。スタートもバックアップも経験して、今までにない苦労したシーズンだったと思うんですね。黒子役に回って自己犠牲を払って、そういった意味でも彼がいないことで、やっぱり厳しい試合になった」と話しつつ、「ただ、それは“たられば”の話です」と最後に付け加えた。
そして、桶谷HCは長いシーズンに加え、チャンピオンシップを最後まで戦い抜いた選手たちを労った。「みんながここまで連れて来てくれて、自分自身がこのチームで夢を見させてもらったなと思うので、本当に感謝したいと思っています」。
さらに、「ブースターの皆さんのおかげで、僕たちチームが頑張れたと思います。ホームゲームで満員のお客さんが後押ししてくれて、ファイナルの舞台に立たせてもらったと思っているんで、本当にただただ感謝しかないです」とブースターへ向けても感謝の気持ちを述べた。
最後に指揮官は、悲願の初優勝へ向けて「この経験っていうのを『一度ファイナルに行った』ということで終わらすのではなくて、経験した人たちがつないでいくことが、これからのキングスに必要なことだと思います。何が必要だったのか、逆に何が通じたのかを踏まえて、しっかりつないでいきたいなと思っています」と前を向いた。
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