2023.01.20
5月29日に東京体育館で「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2021-22」第2戦が開催。琉球ゴールデンキングスは宇都宮ブレックスに連敗を喫し、クラブ史上初となるファイナルでの戦いを終えた。
第2戦では18得点5リバウンドと琉球の得点をけん引した今村佳太は、試合後の会見で「ファイナルという素晴らしい舞台で宇都宮ブレックスさんと試合をさせてもらって、うれしく思っていますし、本当に悔しい気持ちでいっぱいです」と素直な心境を語った。
「ブースターの皆さんに優勝を届けられなかったことは非常に悔しいです。ただ、いろんなイレギュラーがあって、何回も苦しいときがあったシーズンを、チームメートとブースターの皆さんと戦い切れたことは誇りに思います」
第4クォーターでは8得点を挙げ、最後まで意地を見せた今村は「勝ちたい気持ち、こんなところで終わりたくない気持ちの一心だった」と語る。初めてのファイナルを経験し、「悪い流れのときこそ、活躍してチームを救ってあげられるような選手になりたい」と次のステップアップへ向け、新たな目標を掲げた。
試合後、宇都宮の選手やスタッフ陣が喜びを爆発させている様子を、今村は悔しさを噛みしめながら見つめていた。「今シーズン、あの景色を自分たちが勝ち取ると思ってずっとやってきたので、しっかり目に焼き付けておこうと思って見ていました」。
さらに、今村は「特にセミファイナルは、ブースターの皆さんの応援が僕たちを動かして、逆にここまで来させてもらったと思っています」とファンへ感謝の気持ちを述べると、「次につなげるなんてのは、簡単には言えないので、僕たちの今後のプレーで表していきたいなと思います」と前を向いた。
「ただ、自分たちのコンセプトでもある『沖縄を元気に』というのは、少しはできた部分もあるんじゃないかなと。そこに対しては誇りを持っていきたいなと思います」
最後にそう締めくくった今村は、チャンピオンシップでの6試合すべてで2ケタ得点を挙げ、平均16.0得点と存在感を増した。今回の悔しい経験を糧に、来シーズンも沖縄に活力を与えるプレーをし続けていくだろう。
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