2022.05.22

逆転勝利をもたらす原動力となった琉球の今村…「この流れは簡単に手放したくない」

チームハイの21得点を奪った今村/写真は5月14日の秋田戦 [写真]=B.LEAGUE
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 5月21日、琉球ゴールデンキングスは「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2021-22」セミファイナルで島根スサノオマジックと対戦。一時は20点差以上を付けられた琉球だったが、後半から怒涛の追い上げを披露し94-85で見事第1戦を制した。

 逆転勝利の原動力となったのは、3ポイントシュート5本を含む21得点でオフェンスをけん引した今村佳太。「ただの1勝と言い切れないほど、非常に大きな勝ち方だったと思う」と、島根との第1戦を振り返っている。

「第1クォーターは完全にイニシアチブを取られてしまって、切羽詰まった状況にはなってしまったんですけど、全員がハードワークした結果こういう勝ち方ができたというのは非常に大きいと思います。この流れは簡単に手放したくないです」

 自身のパフォーマンスについては「耐えて耐えて、自分のやるべきことを遂行できたということは、選手として大きなステップアップになったんじゃないかと思います。気持ちを全面に出して、自分を鼓舞するような形で臨むことができました」とコメント。激しいディフェンスはもちろん、後半では要所の3ポイントシュートを沈めるなど、試合を通して琉球を支え続けた。

 第1戦の守備については「第1クォーターはズレを作られて、3ポイントシュートを決め切られてしまいました。島根さんの3ポイントシュートをいかに削るかというのが明日のキーになってくると思うので、そこは自分たちのアジャストを大切に、チームディフェンスを心がけていきたいと思います」と、第2戦への方針も踏まえて語っている。
 
 また、GAME1では8020人を動員した沖縄アリーナ。今村は「ホームでなければ負けていたんじゃないか」とこぼし、ブースターへ感謝の言葉を贈った。続けて「レギュラーシーズンを皆さんと一緒に頑張ってきた結果、このようなご褒美がもらえていると思うので。明日もその応援を背に受けて、それを自分たちが体現できたらと思います」と話し、会見を締めくくっている。

 ファイナル進出に王手をかけた琉球は、22日の19時5分より沖縄アリーナで開催予定の第2戦に臨む。

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