2022.05.23
5月21日に川崎市とどろきアリーナで「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2021-22」セミファイナル第1戦が行われ、東地区2位の川崎ブレイブサンダースがワイルドカード上位の宇都宮ブレックスと対戦。最大18点のビハインドを最終クォーターに一時4点差まで縮めたが、逆転には至らず、70-83で敗戦を喫した。
佐藤賢次ヘッドコーチが「第2クォーター終盤にターンオーバーが続いて、そこで勢いを持っていかれ、厳しい結果になりました」と話したように、第2クォーター残り2分25秒から立て続けのターンオーバーで連続得点を許し、前半終了時点でリードを15点差まで広げられた。後半に盛り返したものの、「一つひとつのリバウンドやプットバックをやられたところの差が出てしまった」。ビッグマンのパブロ・アギラールを欠いた影響もあり、リバウンド数は宇都宮の「42」に対して「36」にとどまった。
また、「いろいろな引き出しのある」(篠山竜青)相手のディフェンスにも苦戦。14個を数えたターンオーバーから23得点を与えた。
先発ポイントガードの藤井祐眞はフィールドゴールの成功数が11本中2本に抑えられ、ターンオーバーはチーム最多の5個。「自分自身として納得のいくパフォーマンスではなかったです」と明かし、次のように反省した。
「チームに迷惑を掛けてしまった試合でした。シュートが入らないのは仕方ない部分があるかもしれませんが、それ以外でミスマッチのアイソレーションのところを狙いすぎてターンオーバーにしてしまったり、タイムアウト後のデザインプレーでも狙いすぎてターンオーバーになってしまったり。いろいろ考えすぎて、自分の思い切りの良さや積極的なプレーをできないことが多かったと感じています」
ただ、試合後、「マット(ジャニング)から『切り替えて今日のことは忘れて、明日新しいゲームとして始めよう』、ニック(ファジーカス)から『もっと自信を持ってプレーしていい。思い切りプレーしろ』」と声を掛けられたようで、負けられない第2戦に目を向けた。
指揮官が「明日も試合があるので、修正して切り替えて絶対にやり返したいと思います」と話せば、篠山も「気持ちを切り替えて、また明日、もう1回チャレンジできるので、いい準備をしていきたいと思います」と意気込んだ。
クォーターファイナルの4カードを振り返れば、第1戦を落としたチームが第2戦、もしくは第3戦の末に敗退。川崎がホームの後押しを背に、“ジンクス”を破ることができるか。運命の第2戦は22日16時5分から行われる。
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