2022.08.17

Bリーグ、今季からユース育成特別枠を導入…同時に上限2名を登録可能に

ユースチーム所属選手はユース育成特別枠としてトップチームデビューが可能に [写真]=B.LEAGUE
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 8月17日、Bリーグが理事会に関するメディアブリーフィングを実施した。

 2022-23シーズンよりユース育成特別枠を導入することが決定した。前シーズンの4月1日時点で満18歳の誕生日を迎えていない選手で、自クラブのU15、U18のユースチームに所属する選手が対象。条件は「日本国籍」、「所属中のBユースチーム(U15/U18)へのTeam JBAの選手登録が3カ月以上あること」となる。

 特別指定選手制度と同様、リーグ登録上限の13枠以外に登録枠を設定。ただし、試合エントリーに関して、ユース育成特別枠の場合、現行の12枠とは別に上限2名がエントリーできる。

「ユースに魅力を感じてもらい、多くの選手にユースチームへ所属してもらえるような制度を掲げていきたい」(担当者)という理由でユース育成特別枠が導入された。

 Bリーグの島田慎二チェアマンは「採用するのかはクラブの判断なのでわかりませんけど、可能性のある選手はいると思います。(「B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2022」でMVPの)内藤(耀悠/レバンガ北海道U18)選手のように、成長している選手はいます。12名の枠では厳しいですが、13、14名の(エントリー)枠があれば、エントリーさせたり、場合によっては出場チャンスを与えたりするかもしれません」とコメントした。

 なお、Bリーグ独自のルールであり、天皇杯などJBA開催の大会では導入されない予定だという。

■ユース育成特別枠運用概要
●対象
・自クラブのBユース(U15/U18)に所属中の選手
※前シーズンの4月1日時点で満18歳の誕生日を迎えていない選手

●条件
1:日本国籍
2:所属中のBユースチーム(U15/U18)へのTeam JBAの選手登録が3ヶ月以上あること
※現所属チームへの直近の登録が連続3か月以上あることし、過去の在籍期間は含まない事とする
※同クラブのBユースチーム(U15からU18も含む)へ年度をまたいで再登録された場合、その間に他チームへの移籍/登録がなければ、継続して在籍していたとみなす。

●登録人数
・同時に上限2名
※活動期間終了後の入替えを許容/通常登録枠13名とは別途計上

●エントリー人数
・上限2名
※現行の12枠とは別途2枠を設計(最大ベンチエントリー数を14名へ変更)

●活動期間
・3ヶ月/回
※当該シーズンの3月31日以降に所属のBユースから登録が外れる場合は適用外とする。
但し、4月1日以降も同クラブのBユースへ登録/在籍する場合は、継続して適用可とする。

●契約区分 運用手続き
・アマチュア契約のみ
※ユース育成特別枠選手合意書の提出をもって運用

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