2022.10.14

滋賀が新たなSDGsプロジェクト始動…「レイクスSDGsトークン」の発行・販売を開始

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 10月12日、滋賀レイクスを運営する株式会社滋賀レイクスターズは、新たなSDGsプロジェクトを始動することを発表。株式会社フィナンシェが提供するブロックチェーン技術を利用したクラウドファンディング2.0「FiNANCiE」上で、レイクスを軸としたSDGsコミュニティを形成し、永続的に発展・運営していくための「トークン」を発行し、2022年10月12日(水)11時より販売を開始した。

 このSDGsコミュニティを活性化するため、フェンシングのオリンピックメダリストである太田雄貴氏が「レイクスSDGsアンバサダー」に就任。滋賀はSDGsコミュニティを、トークンによって持続可能な形で発展させていくことにチャレンジしていく。

 FiNANCiEにおけるトークンは、プロジェクトオーナー(滋賀レイクス)と支援者(トークンホルダー)を繋ぐ証となる「デジタル上のアイテム」だ。単に支援の証になるだけでなく、保有することでクラブが企画する特別イベントへの参加などトークン保有者限定の特典が受けられる。

 同クラブのトークンは、「レイクスSDGsトークン」としてFiNANCiEのプラットフォーム上に発行される。このトークンは需要に応じてその価値(価格)が変動するという特徴を持っている。募集期間終了後にオープンする「マーケットプレイス」では自由に二次流通が楽しめるほか、コミュニティではトークンホルダー同士でトークンをプレゼントし合うことも可能となる。

※トークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産にも該当しない

 滋賀は、「日本一のクラブとなることを通じて、滋賀の誇りとなる」をミッションに掲げており、学校訪問事業「レイクスキャラバン」、琵琶湖畔を清掃する「クリーンウォーク」など「Bリーグ1SDGsをリードするクラブ」を戦略テーマに、クラブ設立の2008年度以来、地域の社会課題を解決するための活動を続けてきた。

 今回、FiNANCiEの「トークン発行」と、トークンを基盤とした「共創型コミュニティ」を活用し、同クラブを軸としたSDGs活動コミュニティの形成とトークンの活用によるコミュニティの永続にチャレンジする。これはトークンコミュニティの共創と永続的な発展により活動状況を可視化し、購入されたトークンの価値を高めることによってトークンホルダーへ還元するエコシステムを確立するという意味で、従来のプロジェクト単位で活動資金を募るクラウドファンディングとは一線を画す手法となる。

 また、レイクスSDGsトークンを購入・保有することで、クラブが主催するトークンホルダー限定のSDGsイベントに参加することができる。一定以上のトークンを保有するホルダーは、クラブスタッフと一緒にレイクスファミリーが取り組むSDGs活動について議論する「レイクスSDGs会議」に参加することも可能だ。

 今回の発表に際し、レイクスSDGsアンバサダーの太田氏と同クラブの代表取締役会長である上原仁氏は以下のようにコメントしている。

■太田雄貴氏
「『レイクスSDGsアンバサダー』として、滋賀レイクスの新たなSDGsプロジェクトに参画させていただきます。短期的な資金調達の意味合いが強いクラウドファンディング型ではなく、中長期でサスティナブルなトークンエコノミー実現という点で、レイクスSDGsトークンはほかとは違う特徴があります。環境先進県・滋賀から、SDGs活動の輪をトークンホルダーの皆さまと一緒に広げていきたいと思っています」

■上原仁氏
滋賀レイクスは『Bリーグ1SDGsをリードするクラブ』を目指しています。今回のレイクスSDGsトークン発行を、トークンホルダーの皆さまと一緒に創る新たなSDGsプロジェクトと位置づけ、サスティナブルな活動の輪を広げていきたいと思っています。サスティナブルをキーワードに、5年後、10年後を見据えた循環モデル確立のため、本トークン発行額の一部を原資に自社トークン買いを実施いたします。レイクスファミリーの『環境と教育に関する課題解決プロジェクト』をさらに推進するため、ぜひとも皆さまのご支援をお願いいたします!」

初回トークン販売ページURL:https://financie.jp/users/ShigaLakes/cards
初回トークン販売期間:2022年10月12日(水)11:00〜2022年11月29日(火)21:00 予定

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