2023.09.07
5月7日、各地でB1リーグのレギュラーシーズン最終戦が開催され、アルバルク東京は名古屋ダイヤモンドドルフィンズとホームで対戦。A東京は63-73で敗れ、4連敗でレギュラーシーズンを終えた。
この試合で17得点7リバウンド6アシストとチームをけん引したライアン・ロシターは、試合後の会見で、「タフなゲームでした。試合の出だしからいい形でプレーできましたが、第2クォーター途中から相手に失点を許して悪い流れになってしまいました。後半の入りも悪くなかったのですが、中盤から第4クォーターにかけてリズムをつかめず、勝ちきれなかったです」と敗戦を振り返り、「1試合通じての安定感」が必要だと語った。
デイニアス・アドマイティスヘッドコーチが指揮官に就任し、新体制で臨んだ今シーズン。ロシターは、「ケガ人の多い苦しいシーズンでしたが、チーム全体で話し合い、言い訳をせずに1試合1試合を戦った結果の42勝なので、素晴らしいと思います」と語り、日本で初めて指揮を執ったアドマイティスHCを称えた。
「シーズン前半は千葉ジェッツとゲーム差もそれほど開くことなく戦えていましたが、そこから徐々にケガ人が増え、苦しい状況となりました。HCとはたくさんコミュニケーションを取って、自分の経験を伝えたり、コーチのバスケットスタイルを学んだりしました。Bリーグはタフなスケジュールですし、初めての日本ということもあり、HCとしてもアジャストするのは難しかったと思いますが、60試合を終えてしっかりとした結果を残したと思います」
今シーズンは52試合に出場した吉井裕鷹を筆頭に、笹倉怜寿や平岩玄も30試合以上に出場。若手選手たちが離脱者の穴を埋めるべく存在感を示したが、「彼らが中心となって勝った試合もあり、経験を積み重ねました。彼らがチームを引っ張ってくれた時期もあったので、自信をつけたシーズンだと思います。チャンピオンシップでケガ人が戻っても、いい仕事をしてくれることを願っています」とロシターは語り、CSではより一層にチーム一丸となって戦う必要があると明言した。
CSでは昨シーズンのクォーターファイナルで敗れた島根スサノオマジックとのリマッチに臨む。「激戦区の西地区で首位に迫る実力を持った非常にいいチーム」とロシターも評価する強豪と、再びアウェーの地で戦うこととなった。
相手エースのペリン・ビュフォードは今シーズン、リーグ最多記録となる10回のトリプルダブルを達成しており、今最も止めるのが困難な選手とも言える。「ビュフォード選手はしっかりと数字で結果を表す素晴らしい選手です。マッチアップする選手だけが1対1で守るのではなく、チームディフェンスで彼をどれだけ苦しませることができるかが鍵になると思います」。
昨シーズンのCSでは、ケガにより島根との3試合に出場できなかったロシターは、「昨年は負けただけでなく、プレーできずにベンチからチームメートを見守ることしかできなかったです。今年はその悔しさを跳ね返せるように、自分のプレーを発揮してチームを勝利に導けるように、全力で戦っていきたいと思います」と早くも実現したリベンジマッチに向けて意気込んだ。
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