2023.09.12
5月10日、アルバルク東京が「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」に向けて記者会見を開催。翌日、決戦の地、島根に移動するチームは調整に余念がない中、練習後にデイニアス・アドマイティスヘッドコーチ、ライアン・ロシター、吉井裕鷹、小酒部泰暉、ザック・バランスキー、安藤周人がメディア対応を行った。
アドマイティスHCを新指揮官に迎えた今シーズン、序盤はなかなか波に乗ることができなかったが、「アドバスケ」が浸透してくると次第に強さを発揮。同地区の千葉ジェッツの独走を許さなかった。
しかし、今シーズンのA東京の東京は故障との戦いでもあった。特に絶対的エース、田中大貴の離脱、さらに終盤には主力級がコートに立てない試合も多かった。しかし、その中でチームは「NO EXCUSE(言い訳をしない)」を合言葉に奮闘。シーズンを通して築き上げたチームでCSに臨むことになる。
クォーターファイナルで対戦する島根についての感想を聞かれたアドマイティスHCは「とてもタフなチーム。オフェンスでもディフェンスでもミスをしてしまうと、相手に勢いを与えてしまう」と注意に余念はない。そして、「ミスをしない」と「チームで戦う」ことを強調した。
「ポストシーズンの戦い方はレギュラーシーズンと違う。1つのミスが命取りになるので、注意力を切らさないこと。全員が自信を持ってチームメートを信頼して戦うことが大切。チームとして臨みたい」
さらに「タフなディフェンスでしっかり止められれば、イージーなオフェンスにつながる。レギュラーシーズン以上に、やってきたことを1段ギアを上げて、いいディフェンスから入りたい」と、力を込めた。
アドマイティスHCの次に会見に臨んだのがロシター。「総合的にはよくやったと思う。スタートダッシュはうまくいかなかったけど、それは新しいHCだから仕方のないこと。中盤には連勝もあって、波に乗れていた」とシーズンを総括した。
CSに向けて「今いるメンバーでいかに戦うことが大事。エネルギーあふれるプレーをミスなくハードにプレーすること」を戦いのポインにあげた。ロシターは昨シーズンのクォーターファイナルは故障のためコートに立てなかった。それでも「昨年の悔しさで燃えるのではなく、いつも気合は入れている。去年の悔しさなどあまり考えず、まず初戦を取りたい」と静かに燃える胸の内を語ってくれた。
昨シーズンのクォーターファイナルでは気持ちの入ったプレーを見せ、第3戦ではチームハイの17得点をあげて存在感を示した。今回のCSには「声を出していい雰囲気で臨みたい」と述べ、この1年で成長した姿を見せてくれるに違いない。
「個人としては(シーズン終盤に)ケガをしてしまい、何もできなかったのでCSで借りを返したい。島根には去年やられているので、しっかりとやり返したい」と不敵に活躍を誓った。
「(田中)大貴がこれだけチームから離れたのは初めての経験。ケガ人が何人か出たけど、 NO EXCUSEで乗り越えられた。CSはすごく楽しみ」とコメント。改めてA東京の強さの秘密を聞かれると、「自分の強みを出すだけでなく、仲間の強みを引き出すために自分が犠牲なることもある。それができるメンバーが揃っているチームだから」と解説してくれた。もちろん、このCSもチームで戦うことになる。
安藤は「リベンジに燃えている」と強い気持ちを隠そうとしない。「去年は全員がそろわない中、勝てた試合を落とした感じだった。悔しさはみんなが持っている。まずは初戦を落とさないようにしたい。ティップオフの瞬間からアグレッシブなディフェンスができれば勝てると思う」と力を込めた。
文=入江美紀雄
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