2024.02.05

自己最多35得点で川崎を勝利に導いたウィンブッシュ「僕たちは結果で応えたい」

ケガ人の多いチームを救ったウィンブッシュ[写真]=B.LEAGUE
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 2月4日、Bリーグの第21節が各地で行われ、川崎ブレイブサンダース京都ハンナリーズとアウェーで対戦。クラブは公式ホームページをとおして、試合後のコメントを伝えている。

 第1戦に77-81で敗れた川崎は、第1クォーターから33-10と京都を圧倒すると、すべてのクォーターで相手を上回り、101-64でリベンジを果たした。この試合ではトーマス・ウィンブッシュが35得点8リバウンド3アシスト、ロスコ・アレンが23得点12リバウンド5アシストと躍動した。

 指揮を執る佐藤賢次ヘッドコーチは「昨日は悔しい負けだったので絶対にやり返そうとディフェンスからしっかり入ってリードをつかむことができました。誰かではなくチーム全体でやろうというプランだったので、交代で入ったメンバーも含めてディフェンスのマインドが継続できて良かったです」と勝因を語りつつ、「今日は野﨑の岡田侑大選手に対するエナジーあるディフェンスが大きかった」とスタメン起用した野﨑零也のプレーを称えた。

 この試合の第4クォーターでは、2日に選手契約を締結したばかりの益子拓己が11得点と存在感を発揮。「いつ出てもエナジーを出せるように準備していたことが勝利につながって良かったです」と語った益子は、昨シーズンに特別指定選手として加入していた京都を相手に、プロとして初の得点を挙げた。

現在23歳の益子は、昨年9月に「FIBA 3x3 U23ワールドカップ2023」に出場した経歴を持つ[写真]=B.LEAGUE

 プロ初得点を篠山竜青のアリウープパスから決めた益子は、「あれはダンクにいきたかったですね」と笑顔を見せると、「緊張していてあれが精一杯でした。最初に3本外してベンチに戻ってたときに先輩たちが『全然いいよ、いいシュートだよ』と言ってくれたのでその後は気持ちよくシュートを決めることができました」と語り、先輩たちのサポートが2ケタ得点の活躍につながったようだ。

 また、自己最多の35得点と躍動し、チームを勝利に導いたウィンブッシュは、「昨日は自分の持ち味を出すことができなかったのですが、いつも佐藤HCからアグレッシブにプレーをするようにと言われていて、今日は最初からアグレッシブに戦ったことがキャリアハイにつながったと思います」と活躍の要因を語った。

 長期離脱中のニック・ファジーカスに加え、京都との第1戦で負傷したジョーダン・ヒースも欠場と、依然として苦しい状況が続く川崎。今後も活躍が求められるウィンブッシュは、「いつも本当に応援ありがとうございます。チームは厳しい状況が続いていますが、それでも信じて応援し続けてくださる皆さんに僕たちは結果で応えたいと思っていますので、ぜひこれからも応援をお願いします」と変わらずに声援を送り続けるファンへ感謝の思いを伝えた。

 現在20勝16敗で中地区4位の川崎。次戦は7日、昨季の王者・琉球ゴールデンキングスをホームで迎え撃つ。

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