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2025.05.25

「これがキングスのバスケ」…後半の展開に琉球・伊藤達哉は手応え、第3戦の鍵は“ファーストパンチ”

琉球の伊藤がGame2の勝因を振り返った［写真］＝矢島花音
バスケットボールキング編集部
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宇都宮ブレックス
75
  • 2025.05.25 13:10 T.O.
  • 試合終了
  • 横浜アリーナ
87
琉球ゴールデンキングス

　5月25日、Bリーグの年間王者を決める「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25」GAME2が横浜アリーナで開催され、琉球ゴールデンキングス（西地区1位）が87－75で宇都宮ブレックス（東地区1位）に勝利。シリーズ1勝1敗のタイとなり、優勝の行方は第3戦にもつれることになった。試合後に取材に応じた琉球の伊藤達哉は、Game2の勝因と今後への意気込みを口にした。

「昨日は小川選手に15得点、3ポイントも3本決められて、彼につながれてしまった。今日は僕が出た時にマッチアップして、そこは絶対止めようという意識がありました。それができて良かったです」

　初戦で勢いを与えてしまった宇都宮の小川敦也を、今回は徹底マーク。小川の武器であるスピードに対抗するため、機動力に優れた伊藤と平良彰吾がマッチアップし、流れを渡さなかった。伊藤としては同じ洛南高校出身で、8学年下の後輩に先輩としての意地を見せる形となった。

洛南高校出身選手同士のマッチアップ。ファイナルには他にも比江島や竹内、星川、荒川と洛南出身選手がずらり［写真］＝矢島花音

　それでも、試合の序盤は我慢の連続だった。個での打開に頼る場面もあったが、後半は本来のキングスらしさを取り戻したことで逆転につながったという。

「昨日と似たような展開で、個で打開しようとしている時間帯は本当にしんどかったです。ただ、後半はボールをシェアして、走って、打つところはしっかり打って、リバウンドを全員で頑張る。これが本来のキングスのバスケ。Game3ではそれを出だしからしっかり見せたいです」

　運命のGame3に向けて、伊藤は静かに闘志を燃やす。

「ここまで来たら、もう負けたら終わり、勝てば優勝。最初の“ファーストパンチ”が試合の鍵を握ると思うので、明日はいい準備をして、明後日しっかりいい入りができるようにしたいです」

　最後に、名古屋ダイヤモンドドルフィンズから移籍して1年目でこの大舞台に立てたことへの喜びも口にした。

「本当に夢のよう。この舞台に立てることは当たり前じゃない。去年はセミファイナルで負けて、この舞台には立てなかった。この状況を楽しみたいと思っています」

　果たして琉球はGame3で最初から“らしいバスケ”を見せられるのか。それとも今度は宇都宮が修正力を披露することとなるのか。Bリーグ王者が決まる運命のGame3は中1日で27日19時5分から、横浜アリーナで行われる。

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