2025.10.09

【10月8日のEASL結果】宇都宮が延長戦の末に惜敗…琉球・A東京も初戦白星ならず

32得点10アシストをマークした宇都宮のニュービル [写真]=EASL
バスケ情報専門サイト

 10月8日、「東アジアスーパーリーグ(EASL)2025−26シーズン」が開幕。日本からは宇都宮ブレックス琉球ゴールデンキングスアルバルク東京の3クラブが初戦に臨み、アジア各国の強豪との戦いが始まった。

 台湾・台北市の台北和平籃球館で行われた宇都宮ブレックス台北富邦ブレーブスの一戦は、終始一進一退の激闘となった。宇都宮はアイザック・フォトゥを起点に攻撃を展開し、D.J.ニュービルが果敢に得点を重ねたが、相手のアーチ・グッドウィンを止めきれず。終盤にはニュービルの連続得点で逆転のチャンスをつかんだものの、試合は延長戦へ。オーバータイムではラストショットがリングに嫌われ、107-109で惜しくも黒星を喫した。ニュービルは32得点10アシストと圧巻のパフォーマンスを披露した。

 同じく台北和平籃球館で行われた琉球ゴールデンキングス桃園パウイアン・パイロッツの試合は、序盤から相手の高精度なシュートに苦しむ展開。反対に琉球はフィニッシュの精度に欠き、追い上げられない。大事なところでのターンオーバーも響き、試合を通して主導権を奪えず敗戦となった。勝負どころでの精度が勝敗を分けた。

 一方、京王アリーナTOKYO(東京・調布市)で行われたアルバルク東京ザック・ブロンコス(モンゴル)の一戦は、A東京がロスター10名という陣容の中で苦しい試合運びを強いられる。マーカス・フォスターザック・バランスキースティーブ・ザックが奮闘したが、相手の勢いを止めきれず。69-84で敗戦を喫し、厳しい船出となった。

 EASL開幕戦は、日本勢にとって厳しい結果となった。琉球は3年連続の参戦で安定感を示し、宇都宮も国際舞台で培った戦い方を披露したが、細部の精度と勝負強さに課題を残した。A東京を含め、次節以降、どのように修正を加えて臨むかが注目される。

■10月8日のEASL試合結果
宇都宮ブレックス 107-109(OT) 台北富邦ブレーブス
琉球ゴールデンキングス 80-94 桃園パウイアン・パイロッツ
アルバルク東京 69-84 ザック・ブロンコス

D.J・ニュービルの関連記事

宇都宮ブレックスの関連記事

Bリーグの関連記事