2023.05.04

【佐賀vs福島】今季の対戦は佐賀の3勝1敗…福島は本来の強みをいかに発揮するか

[写真]=B.LEAGUE
2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

佐賀バルーナーズvs福島ファイヤーボンズ(@SAGAアリーナ)
GAME1:5月6日17時 GAME2:5月7日15時 GAME3:5月8日19時 ※2戦先勝方式

 10月こそ5勝4敗だったものの、その後は破竹の勢いで勝ち続け、15連勝も記録。佐賀バルーナーズは堂々の西地区1位で「日本生命 B.LEAGUE B2 PLAYOFFS 2022-23」に駒を進めた。昨シーズン途中に加わった西川貴之が60試合すべてにスターター出場し、得点源としてチームをけん引。角田太輝も新人らしからぬ安定したプレーで高い貢献度を示した。大黒柱のレイナルド・ガルシアがシーズン終盤に故障で戦列を離れ、復帰後は爆発的な得点力を取り戻せていないのが気がかりだが、リーグ最少失点を誇るディフェンスは健在だ。

 福島ファイヤーボンズワイルドカード1位でのプレーオフ進出。実績のある外国籍選手をそろえ、シーズン中盤には7連勝も記録したが、エリック・マーフィーの戦線離脱もあって最終盤は接戦を勝ちきれない試合が多く、最終節の西宮ストークスとの直接対決を1勝1敗で終えて東地区3位の座を逃した。オフェンスでは成功数でリーグ2位の3ポイントシュートが武器。ディフェンスリバウンドの多さとファウルの少なさも強みだ。

 福島は開幕戦で佐賀に勝利しているが、4度の対戦を通じて見ると、得意の3ポイントは成功率を落としている傾向があり、ファウルも多い。まずは、本来の強みをいかに発揮するかという点にフォーカスする必要があるだろう。当然ながら、ガルシア対策も勝敗を分けるポイントの1つ。マーフィー離脱を受けて加わったアディソン・スプライルが1on1のディフェンスでどこまで守れるかがカギを握ることになる。

文=吉川哲彦

■ロスター
・佐賀(HC:宮永 雄太)
西裕太郎
レイナルド・ガルシア
山下泰弘
西川貴之
ファイパプ月瑠
德川慎之介
岸田篤生
ミカイル・マッキントッシュ※インジュアリーリスト
テレンス・キング
角田太輝
満原優樹
井上諒汰
チェイス・フィーラー
中西佑介

・福島(HC:佐野公俊)
エリック・マーフィー※インジュアリーリスト
猪狩渉
友利健哉
長谷川智伸
チョンギボム
村上慎也
山内翼
土家大輝
本多青
髙橋祐二
橋本尚明
菅野翔太
アディソン・スプライル
ジョシュ・ハレルソン
グレゴリー・エチェニケ

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