【A千葉vs青森】青森がリーグ全体1位のA千葉に挑む一戦…ディフェンス戦略でアップセットなるか

[写真]＝B.LEAGUE

吉川哲彦

アルティーリ千葉

104

2023.05.06 15:00 T.O.
試合終了
千葉ポートアリーナ

青森ワッツ

■アルティーリ千葉vs青森ワッツ（＠千葉ポートアリーナ）
GAME1：5月6日15時 GAME2：5月7日15時 GAME3：5月8日19時 ※2戦先勝方式

　かつてオーストラリア代表でも指揮を執ったアンドレ・レマニスヘッドコーチが率いるアルティーリ千葉は、B2全体の1位で「日本生命 B.LEAGUE B2 PLAYOFFS 2022－23」に進出した。得点ランキング2位のブランドン・アシュリーとアシストランキング2位の杉本慶を軸としたオフェンシブなスタイルで、ケガで出遅れた木田貴明も得点面で貢献。ハイスコアな展開が多かったが、大塚裕土など経験値の高い選手が多く、接戦を勝ちきる力があった。

　対するは、昨シーズンのリーグ全体最下位から躍進した青森ワッツ。2020－21シーズンには越谷アルファーズを3位に導いた高原純平ヘッドコーチを迎えたほか、B1で3シーズン修業を積んだ會田圭佑を呼び戻し、アレックス・デイビスなどB1経験者も複数加えるなど精力的に補強した成果が表れた。勝率5割には届かなかったものの、いずれもリーグ2位の数字を残したスティールとブロックショット、オフェンスリバウンドは上位チームをも苦しめ、越谷や佐賀バルーナーズ、長崎ヴェルカに土をつけた。

　青森はA千葉に対しても、6度の対戦で2勝。會田に加え、池田祐一や常田耕平といったガード陣の活躍が光った。伸び盛りのマックス・ヒサタケの故障が癒え、状態を上げてきていることも、青森にとっては追い風。A千葉はプレーオフ進出チームで2番目に失点が多く、青森はディフェンス次第でアップセットも十分に可能だ。そのディフェンス面でどのような策を立てるか、高原HCの戦略家としての一面に期待がかかる。

文＝吉川哲彦

■ロスター
・A千葉（HC：アンドレ・レマニス）
木田貴明
 小林大祐
紺野ニズベット翔
藤本巧太
 岡田優介
 杉本慶
 レオ・ライオンズ
 鶴田美勇士
 大崎裕太
 ブランドン・アシュリー
 大塚裕土
 イバン・ラベネル