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8月10日~15日の期間で開催された「令和3年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」の女子は、桜花学園高校(愛知県)の優勝で幕を閉じた。
その桜花学園のスタ―ターには2年生が2人。昨年大会はコロナ禍で中止となったため、彼女たちにとっては初めてのインターハイとなった。
インサイドで体を張った森美麗は、179センチの高さを生かして積極的にリバウンドに絡むと、攻撃では、インサイドだけでなくドライブなども試みた。
森は、八王子第一中学校(東京都)時代、2、3年生のときに全国中学校大会で連覇を達成。中でも準決勝で対戦した京都精華学園高校(京都府)とは、中3の全中でも予選リーグと決勝トーナメントで対戦し、激戦を繰り広げた。それだけに、当時のメンバーが多くいる京都精華学園との対戦には特別な思いがあったようだ。
6月の東海大会ではバックアップメンバーだったものの、インターハイからスターターを務めたのが横山智那美(2年)だ。
170センチとガードとしては高さがあるため、その高さを生かしたドライブなどから得点を奪う攻撃型ガード。パスセンスにも長け、準決勝では最後、華麗なパスで朝比奈の決勝点を演出した。また、ディフェンスでも果敢にスティールを狙うなど、マルチな活躍が光り、優勝に大きく貢献した2年生だ。
初めてのインターハイで2年生2人が感じたこととは。優勝終えた後、インターハイでの戦いや今後の抱負を語った。
「ケガもありましたが、(今回のインターハイで)こういう舞台に立てたので、全力でやろうと思っていました。優勝できてうれしいです。
(大会を通して自身のプレーは)全然できなかったなという感じです。ディフェンスもダメだったし、積極的にリングに行けていなかったときもあり、まだまだだなと思います。
ディフェンスもそうだし、リバウンドも取り切れていなかったので、しっかり触ったボールを取ること。それと、もっとリングに向かう気持ちを忘れないで練習しようと思います。
3年生たちは、練習からすごく声を出していたし、3年生みんなが引っ張っくれました。本当に優勝できて良かったです。
(京都精華との対戦は中学校以来となったが)絶対に負けたくないと思っていました。勝ててホッとしたら、最後、涙が出ちゃいました。
ウインターカップに向けては、しっかり気持ちを出すこと。絶対勝つという気持ちで1戦1戦戦っていきたいです」
「優勝目指してやってきたので、率直にすごくうれしいです。
(大会を通して)最初からあまり自分の強みは出せていなくて良くなかったのですが、自分のプレーではなく、チームを第一に考えて、自分が今できることを精一杯やろうと思いました。
得点が止まっている時間帯にもっと自分から得点を取っていかないとダメだと思ったし、試合を重ねていくにつれ、シュートの確率が悪くなっていったので、そこは改善していきたいです。
(スターターとして)プレッシャーはあったのですが、選ばれたからには自分が責任を持って、覚悟を持ってやろうと思っていました。
(今後)しっかり結果を残していって、将来は日本代表を背負っていけるようにやっていきたいです。(オリンピックの)日本代表で、町田瑠唯選手(富士通レッドウェーブ)がすごくチームに貢献していて、小さくてもできるというのを証明してくれたので、自分もそういう風になっていきたいと思います」