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7月30日に香川県にて「令和4年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)男子の部」の準々決勝が行われ、中部大学第一高校(愛知県)が県立広島皆実高校(広島県)と対戦。103-58と、3試合連続の100点ゲームで準決勝進出を決めた。
試合を終え、ポイントガードを務める下山瑛司は「試合を重ねていくごとにまとまってきている。チームが一つの方向を向いているという部分で、良くなっていると思います」と手応えを口にした。
3試合連続の大勝となるが、むしろ意識しているのはディフェンスの方。下山は「ディフェンスからブレイクを狙って、点数につなげられればという考えでやっています」と話し、自身の意識としても「まず激しいディフェンスをして相手に悪いシュートを打たせて、そこからブレイクで自分が先頭を切ってボールをプッシュしながら、周りも走らせるということを心掛けています」とどちらかと言えば守備に重きを置いていることを話した。
2年時から先発ポイントガードを務める下山だが、3年になってからは「より周りを使う」プレーを心がけているという。
「去年は自分がやりたいことをやってしまっていて、周りを使えないという状態でした。今年は周りを見ながら、使いながら、自分が空いた時はそのチャンスを生かすという感じです。まだ半分くらいしかできていないので、自分が行くところと周りを使うところの判断をもっと良くできればと思います」
大勝で緩むことなく気を引き締める下山。準決勝では5月の能代カップで敗れた開志国際高校(新潟県)と対戦することとなる。下山は開志国際について「サイズがあるし、外も入る選手がいる」と印象を話し、その上で「自分たちのディフェンスがどれくらい通用するか」と試合のポイントを見据えた。
特に高さの面は殊更に警戒しているようで、「(能代カップでは)リバウンドで負けてしまったので、今回はそこを意識して相手にやりたいことをやらせないようにできればいいと思います」とリベンジに向けて闘志を燃やした。