2023.06.26
開志国際高校(新潟県)の初優勝で幕を閉じた「SoftBank ウインターカップ2022 令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子の部。本稿では、決勝終了後に発表された大会ベスト5の選手たちが、今大会においてどのような成績を残したのか、各試合における成績を中心に振り返っていく。男子部門第4回となる今回は、優勝した開志国際の武藤俊太朗をピックアップする。
・2回戦 82○65 仙台大学附属明成高校(宮城県)
∟39分22秒出場/22得点/3P 0/3/13リバウンド/6アシスト/2スティール/2ブロック
・3回戦 117○55 前橋育英高校(群馬県)
∟12分31秒出場/9得点/3P 1/1/5リバウンド/2アシスト/1スティール/1ブロック
・準々決勝 91○57 東海大学付属諏訪高校(長野県)
∟31分10秒出場/17得点/3P 1/1/11リバウンド/4アシスト/1スティール/3ブロック
・準決勝 78○76 藤枝明誠高校(静岡県)
∟40分出場/23得点/3P 2/3/21リバウンド/3アシスト/0スティール/0ブロック
・決勝 88○71 福岡第一高校(福岡県)
∟40分出場/20得点/3P 2/2/11リバウンド/1アシスト/0スティール/2ブロック
・合計:163分3秒出場/91得点/3P 6/10 60%/61リバウンド/16アシスト/4スティール/8ブロック
開志国際のパワーフォワードを務める武藤は、内外問わない得点力と高い身体能力を活かしたリバウンド力でチームの全国制覇に大きく貢献した。
身長は190センチと並いる留学生選手と渡り合うには決して十分とは言えない高さだったが、体の強さと跳躍力を活かして大会通算61リバウンドを記録。これは大会3位の成績で、留学生を除けば日本人1位の成績だった。
5試合中4試合でダブルダブルを達成しており、準決勝の藤枝明誠高校戦では23得点21リバウンドと、いずれも「20」の大台を超えるダブルダブルを記録。アシストや守備面での活躍も光った万能選手は、すでに明治大学への進学が決まっているが、期間限定で特別指定選手として新潟アルビレックスBBにも加入している。
ウインターカップを沸かせた若き才能が、プロの舞台でどのようなプレーを見せるのか。また、大学ではどのようなキャリアを築くのか。多くのバスケットボールファンが注目しているだろう。
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