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開志国際高校(新潟県)の初優勝で幕を閉じた「SoftBank ウインターカップ2022 令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子の部。本稿では、決勝終了後に発表された大会ベスト5の選手たちが、今大会においてどのような成績を残したのか、各試合における成績を中心に振り返っていく。男子部門第1回となる今回は、準優勝した福岡第一の轟琉維をピックアップする。
・2回戦 99○62 市立船橋高校(千葉県)
∟14分38秒出場/12得点/3P 1/3/4リバウンド/2アシスト/2スティール/0ブロック
・3回戦 102○54 美濃加茂高校(岐阜県)
∟13分23秒出場/6得点/3P 0/0/1リバウンド/5アシスト/0スティール/0ブロック
・準々決勝 68○53 帝京長岡高校(新潟県)
∟33分45秒出場/19得点/3P 1/6/6リバウンド/6アシスト/2スティール/0ブロック
・準決勝 76○64 中部大学第一高校(愛知県)
∟30分39秒出場/17得点/3P 0/8/3リバウンド/7アシスト/4スティール/0ブロック
・決勝 71●88 開志国際高校(新潟県)
∟37分4秒出場/21得点/3P 3/11/4リバウンド/11アシスト/1スティール/2ブロック
・合計:129分29秒出場/75得点/3P 5/28 17.9%/18リバウンド/31アシスト/12スティール/0ブロック
エースガードとしてチームをインターハイとU18日清食品トップリーグ2022の2冠に導いた福岡第一の轟琉維。ウインターカップでは大会を通してシュートタッチに苦しむも、決勝の舞台では得点とアシストでダブルダブルを達成するなど、ベスト5に値するパフォーマンスを見せた。
168センチと上背はないが、圧倒的なスピードとテクニック、そして多彩なパスでチームをけん引した轟。出場機会が限られた3回戦においても5アシストを記録し、準々決勝から決勝にかけては6アシスト、7アシスト、11アシストと試合を経るごとにその数字を伸ばしていった。
さらに轟の武器は高い得点力。大会を通して3ポイント成功率は17.9パーセントにとどまるなかでも、積み重ねた累計75得点という記録はチームトップの成績。本調子ではなかったかもしれないが、それでも轟は大会屈指の司令塔として活躍した。進学先となる東海大学ではどのような成長を果たすのか、今後も注目の選手となるだろう。