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開志国際高校(新潟県)の初優勝で幕を閉じた「SoftBank ウインターカップ2022 令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子の部。本稿では、決勝終了後に発表された大会ベスト5の選手たちが、今大会においてどのような成績を残したのか、各試合における成績を中心に振り返っていく。男子部門第2回となる今回は、準優勝した福岡第一の城戸賢心をピックアップする。
・2回戦 99○62 市立船橋高校(千葉県)
∟10分56秒出場/0得点/3P 0/2/2リバウンド/0アシスト/0スティール/0ブロック
・3回戦 102○54 美濃加茂高校(岐阜県)
∟17分10秒出場/23得点/3P 3/3/0リバウンド/1アシスト/3スティール/0ブロック
・準々決勝 68○53 帝京長岡高校(新潟県)
∟35分4秒出場/13得点/3P 1/4/4リバウンド/2アシスト/1スティール/0ブロック
・準決勝 76○64 中部大学第一高校(愛知県)
∟31分12秒出場/23得点/3P 2/4/8リバウンド/2アシスト/4スティール/0ブロック
・決勝 71●88 開志国際高校(新潟県)
∟31分48秒出場/14得点/3P 1/8/2リバウンド/2アシスト/2スティール/0ブロック
・合計:126分10秒出場/73得点/3P 7/21 33.3%/16リバウンド/7アシスト/10スティール/0ブロック
中学時代からのチームメートである轟琉維とともに、ダブルキャプテンとしてチームをインターハイとU18日清食品トップリーグ2022の2冠に導いた福岡第一の城戸賢心。初戦こそ緊張からか無得点に終わるも、3回戦以降は得点源として決勝進出に大きく貢献した。
最大の特徴はそのシュート精度。前述の通り、初戦の市立船橋高校戦こそ無得点に終わったが、続く美濃加茂高校戦では約17分という出場時間で23得点、フィールドゴール成功率は77パーセントとハイパフォーマンスを披露した。その後も全試合で2ケタ得点を記録し、最終的に轟に次いでチーム2位となる73得点をマークしている。
また、ディフェンスやリバウンドでもチームを支えた城戸。記録した16リバウンドのうち、8本はオフェンスリバウンドとなっており、福岡第一の攻勢を支える上で必要不可欠な要素だっただろう。ともにベスト5に選出された轟と同様に、今後が非常に楽しみな選手の一人だ。