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日本航空高校(山梨県)が「令和5年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」男子の頂点に立った。
7月30日に北海きたえーるで行われた東山高校(京都府)との決勝は0-7のランでスタート。それでも、オルワペルミ ジェラマイアや大道一歩を中心に点の取り合いに持ち込むと、第4クォーターに一気に抜け出し、76-60で勝利を収めた。
“ジェリー”の愛称を持つジェラマイアは30得点21リバウンド1アシスト5スティール5ブロックの大活躍。初戦から37得点29リバウンド4アシスト2スティール8ブロック、26得点32リバウンド1アシスト1スティール5ブロック、24得点26リバウンド1アシスト3スティール1ブロック、21得点29リバウンド12アシスト3スティール6ブロックと、“モンスタースタッツ”を記録してきたナイジェリア人留学生がインターハイの舞台を席巻した。
準決勝の開志国際高校(新潟県)戦で12アシストを記録したように、インサイドに切り込み、フリーになったチームメートを活かすこともできる。開志国際を率いる富樫英樹コーチも「パスがうまいことに驚きました」と、脱帽した様子だった。
また、決勝戦では豪快なダンクだけではなく、「練習している」という3ポイントシュートも披露。8本中3本を射抜き、会場に駆けつけたバスケットボールファンを沸かせた。
試合後に「長い道を進んでここまでたどり着きました。とてもうれしいです」と話し、「このチームは最高です」と喜びを口にした。今後の目標は「勝ち続ける」こと。2冠獲得の資格を得た日本航空が冬の注目校になったのは間違いない。