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『B MY HERO!』
前回大会は準々決勝で大阪薫英女学院高校(大阪府)に逆転勝ちを収め、ベスト4まで進出した岐阜女子高校(岐阜県)。
新チームとなって臨んだ今夏のインターハイは2回戦で姿を消したが、優勝チームの京都精華学園高校(京都府)とオーバータイムまでもつれる激闘を演じた。『U18日清食品トップリーグ2023』では3位の成績を残し、今回のウインターカップでも優勝候補の一角に挙げられる。
最大の武器はチームの伝統とも言える強固なディフェンス。攻撃面では、昨年から得点源として活躍する絈野夏海(3年)がキャプテン兼エースとしてスコアを量産する。インターハイの段階では“絈野頼み”だったチーム状況が敗戦にも影響したが、夏以降はそれぞれの選手がレベルアップを図りチーム力が増した。
中でも目覚ましい成長を遂げたのが、ジュフ ハディジャトゥ(3年)だ。インターハイの京都精華学園戦で1得点に留まった留学生センターは、トップリーグでは7試合で平均18.6得点をマーク。「しっかりと体を張れるようになりましたし、今では得点も決めきってくれます。インサイドが強くなったので自分たちの外のシュートも生きてくる」と、絈野もハディジャトゥの成長ぶりを語った。
順当に勝ち上がれば 準々決勝で桜花学園高校(愛知県)と顔を合わせる可能性が高い。直近のトップリーグでの対戦では敗れたが、その試合は絈野が欠場している。全国大会の決勝でも幾度となく対戦してきた両チームが激突すれば、屈指の名勝負が繰り広げられるはずだ。
取材・文=小沼克年