2018.02.26
2月25日、モール・オブ・アジア・アリーナで「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019 アジア地区 1次予選(Window2)」が行われ、男子日本代表がフィリピンと対戦した。
3連敗中の日本は、22日のチャイニーズ・タイペイ戦から先発2名を入れ替え、篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)、田中大貴(アルバルク東京)、比江島慎(シーホース三河)、アイラ・ブラウン(琉球ゴールデンキングス)、竹内譲次(A東京)の5名で試合をスタートした。
試合は、開始早々に篠山がドライブで切りこみ先制点を奪取。すぐさまアンドレイ・ブラッチに返されたが、開始1分7秒からブラウンの3ポイントとダンク、田中のレイアップなどが決まり先行する。すると、比江島、篠山も続いて開始約5分間で20-7と大きくリードを得る。しかし、その後は流れが一変。残り4分8秒から連続9失点を喫すると、同23秒にオフェンスリバウンドから得点を与え、22-21と一気に点差を詰められ第1クォーターを終えた。
続く第2クォーターは、いきなり3ポイントを決められリードを奪われると、相手の攻撃を止められず点差を10点に広げられる。日本は開始3分16秒に辻のフリースローでようやく初得点を記録するも、そこからガブリエル・ノーウッドに2本の3ポイントを許し、残り4分58秒時点で26-41。それでも、直後に比江島の3ポイントが決まると、比江島とブラウンを起点に攻め立て、同20秒で2点差まで追いあげる。しかし、終了間際に3ポイントを許してしまい41-45で試合を折り返した。
第3クォーターも相手の3ポイントからスタートしたが、篠山が同じく3ポイントで応戦。日本は竹内、田中の得点でついていくも、リバウンドを支配され徐々に離されてしまう。51-64で迎えた残り1分57秒から比江島の3ポイント、宇都直輝(富山グラウジーズ)のフリースローで1ケタ点差に戻したが、ジェイソン・カストロに連続3ポイントを許し、11点ビハインドで第4クォーターへ。
追いつきたい日本は、最終クォーター開始2分50秒に比江島の3ポイントで68-77とする。その後も辻の3ポイント、張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)のブロックショットなどで食らいつくも、10点前後の点差を縮まられまいまま試合は終盤へ突入する。しかし、12点ビハインドで迎えた試合終了3分11秒に辻が3本のフリースローを沈めると、同1分23秒からブラウンの3ポイント、田中の速攻が決まり、同1分時点で82-86まで詰め寄る。さらには、ブラウンのスティールから再び田中が決めて2点差。しかし、同12秒にカストロに得点を奪われると、最後はブラッチにフリースローを決められ、最終スコア84-89で試合終了。終盤に怒とうの追いあげを見せた日本だったが、あと一歩及ばす同予選4連敗となった。
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