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10月23日、Bリーグの第4節が行われ、サンロッカーズ渋谷がホームで宇都宮ブレックスと対戦。この試合を、新たに男子日本代表を率いることとなったトム・ホーバスHCが現地で視察した。
試合は34-29と宇都宮の5点リードで試合を折り返す。そのハーフタイム中に、ホーバスHCはリモートでの会見を行った。
ホーバスHCは「1、2、3番の選手は3ポイントの確率がいい選手がいっぱいいると思う。4、5番は確率がそんなに高くない選手がいるから、そこをいろいろ考えています」と語り、女子同様にすべてのポジションで、走力に加えて外角のシュート力を持った選手を求めているようだ。
さらに「うちのチームは3ポイントだけじゃないので、ペイントアタックやペイントでのフィニッシュができる選手も探しています」と現在はBリーグを見て男子選手たちについて猛勉強中だと話した。
帰化選手に関しては、ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ)、ライアン・ロシター(アルバルク東京)、ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)の3選手をよく見ているとコメント。「誰が早いスタイルやアグレッシブなバスケットができるかを考えている」とホーバスHCのスタイルに合うビックマンを探しているようだ。
NBAのシーズンが始まり、今回の予選には不参加となることが予想される八村塁(ワシントン・ウィザーズ)と渡邊雄太(トロント・ラプターズ)とは、HC就任後にコンタクトが取れていないと話した。しかし、今後は現地で試合を観戦し、2人と直接話をしたいと意欲を見せた。
11月27日と28日には「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023」のアジア地区予選が始まり、宮城県仙台市に中国を迎えて対戦する。男子日本代表HCとしての初陣が迫る中、最後にホーバス氏は中国戦への意気込みを語った。
「中国はサイズもあり、強い選手もいっぱいいるから、相手の大きい選手が、早いスタイルについていけるかどうか楽しみです。日本の選手がローポストのディフェンスをできるかどうか、ボックスアウトもできるかどうか。相手にプレッシャーをかけるために、早いバスケットで全員が空いていたらシュートを打つ。さらにアグレッシブなペイントアタックなど、急にできるかどうかは分からないけど、本当に楽しみです」
会見後、試合はSR渋谷が76-63と後半に逆転し、勝利を飾った。ベンドラメ礼生(SR渋谷)と比江島慎(宇都宮)の東京オリンピックメンバーに加えて、この試合で20得点と活躍した高橋耕陽(SR渋谷)など、様々な選手が顔を揃えたが、一体どの選手がホーバスHCの印象に残ったのだろうか。