富永啓生「全然力を入れなくても…」代名詞の“超ロングスリー”語る

練習では超ロングスリーを軽々決める富永啓生［写真］＝兼子愼一郎

バスケットボールキング編集部

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　7月13日、『FIBA バスケットボールワールドカップ2023』に出場する男子日本代表（FIBAランキング36位）が、味の素ナショナルトレーニングセンターで韓国遠征直前合宿をスタート。富永啓生が練習後の囲み取材に応じた。

　8日と9日に行われたチャイニーズ・タイペイとの強化試合は鮮やかな2連勝を飾り、「ゲーム感だったりは徐々に掴めてきた。今はチームメートとのコンビネーションを良くしていくことを意識しています」と好感触。「第1戦は自分たちのオフェンスが効率よく回った。第2戦は逆にディフェンスからオフェンスへという流れができた。2試合比べても全然違う試合だったと思います」と振り返り、「2戦目のほうが自分たちが求めている勝ち方なのかなと思います」と分析した。

　練習が公開された13日も、代名詞の3ポイントシュートは健在だ。他の選手が3ポイントラインからシュート練習をしているところ、富永はさらに2、3歩下がった位置からシューティング。美しい放物線は面白いようにリングに吸い込まれていた。

　すっかりお馴染みのルーティーンとなった“ロングスリー”について問われた富永は、「全然力を入れなくても、足の力加減の調節でできるんじゃないかな…」と淡々。「高校2年生くらいからですかね。NBAのラインを意識してと言うよりも、遠くから打てれば打てるほど自分の武器になるし、ディフェンスも付き辛いということで始めました」と、自慢の飛び道具を磨いてきた経緯を明かした。

　今週あった束の間のオフは愛知県の実家に帰省し、「良い息抜きになります」と趣味のゴルフでリフレッシュ。22日と23日に控える韓国代表との2連戦へ向けて、「状態はいい感じですし、自信が毎日ついてきていると思う。この合宿で調整して、韓国戦に向けてもっとコンディションを上げていければいいと思います」と語った。

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