2023.07.14

「まだ焦る必要はない」…ホーキンソンはワールドカップへ照準「日本の進化を見せつけるチャンス」

公開練習後の囲み取材に応じ、現在のチーム状況などについてコメントしたジョシュ・ホーキンソン [写真]=兼子愼一郎
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 7月13日、味の素ナショナルトレーニングセンターで韓国直前合宿を行う男子日本代表(FIBAランキング36位)の一部練習が公開され、練習後にジョシュ・ホーキンソンサンロッカーズ渋谷)が囲み取材に応じた。

 ホーキンソンは7、8日に行われたチャイニーズ・タイペイ代表(同69位)との「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2023 静岡大会」で、初戦に13得点12リバウンド2アシスト3ブロックを挙げ、続く第2戦でも11得点12リバウンド2アシストの活躍。現在のコンディションについて「まだ100パーセントではない」と語ると、いずれも23分以下の出場時間だったこともあり、「本番では30分以上のプレータイムでやるべきことを求められる。ワールドカップに向けてコンディションを上げていく意味では、まだ焦る必要はないと思います」と、あくまで8月25日に開幕する「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023」に目を向けた。

 格下の相手にいずれも大差をつけて快勝したが、「インテンシティ(プレーの強さ)を続けることが課題」と強調。第1クォーターだけで21点のリードを奪った第2戦を例に出し、「結果的に36点差で勝ちましたが、リードした序盤にインテンシティを落とさず、自分たちの展開で進めることができれば、相手はもっと早い段階で諦めていたでしょう。そうすれば、もっと自分たちの試合展開で進められたと思います」と反省点を口にした。

 チャイニーズ・タイペイ戦を「一つのステップ」として捉えており、今後に向けて「強豪国との対戦では出だしが良くても、中だるみした時に隙をつかれてしまう。最初から最後まで、自分たちのやりたいことを100パーセントの力でやりきることが大事。そこは練習でも意識しています」と語り、自分たちのバスケットを貫くことを明かした。

 ホーキンソンは自身が帰化する前の前回大会もチェック済みなようで、「日本のバスケットボールはレベルが上がっていて、過去よりも良くなっている自信があります。日本のバスケットボールがどれだけ進化したのか、自分たちが何をやれるのかを世界中に見せつけるチャンスなので、本当に楽しみにしています」と本番に向けて意気込んだ。

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