日本代表の誇りと責任を胸に…ホーバスHC「このメンバーだけじゃない。全員のために頑張ろう」

日本代表を指揮するトム・ホーバスHC［写真］＝伊藤大允

バスケットボールキング編集部

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　8月17日、日本バスケットボール協会は公式Youtubeチャンネルを更新し、日本代表の裏側に迫る密着動画コンテンツ『INSIDE AKATSUKI』を公開。15日に行われた国際強化試合「SoftBank CUP 2023 東京大会」アンゴラ戦の様子を伝えた。

　ワールドカップ本番を見据え12人にメンバーを絞って臨んだ一戦。試合直前のロッカールームでは、トム・ホーバスヘッドコーチが戦術的なアドバイスのみならず、惜しくもメンバーから漏れた選手たちの存在についても触れ、「日本バスケはこのメンバーだけじゃない。須田（侑太郎）、金近（廉）、海（テーブス）、良い選手がいっぱいいるじゃないですか。あなた達が最後に残った選手だから、全員のために頑張ろう」と選手たちを送り出した。

　試合では前半こそ苦しんだものの、我慢が続く展開のなか、第3クォーター終盤に逆転。最後はプレータイムに制限があったジョシュ・ホーキンソン、負傷交代した渡邊雄太を欠いたラインナップで勝ちきった。

　試合を重ねるごとに存在感を増している川真田紘也は、屈強なアンゴラ相手にも25分30秒の出場で4得点、チームトップタイの7リバウンドと攻守に奮闘。試合後には「ハッスルが僕の武器なんで。ああやってチームにエネルギーを与えられてよかったです。後半に修正できて勝てたので、いい結果にはなったのかなと思います」と頷いた。

　また、コンディション不良で一時戦線離脱していたジョシュ・ホーキンソンは、約1カ月ぶりの実戦で14分30秒に出場し、3得点3リバウンドと完全復活へ前進。「今は100パーセントじゃないけど、15分まで出て、コートに入ったときは気持ちよくて、すごくテンションが上がった。日本のために頑張りたかった」と、復帰した喜びを噛みしめるように笑顔で振り返った。

　日本代表は17日にフランス（FIBAランキング5位）、19日にスロベニア（同7位）と強化試合を行い、沖縄で開催されるワールドカップ本番へ。1次ラウンドでは、25日にドイツ（同11位）、27日にフィンランド（同24位）、29日にオーストラリア（同3位）と対戦する。

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