2023.08.17

渡邊雄太欠場の日本代表、世界5位のフランスに敗戦…スロベニアとの強化試合最終戦へ

得意の3ポイントシュートで存在感を示した富永啓生 [写真]=伊藤大允
バスケ情報専門サイト

 8月17日に有明アリーナで「SoftBank CUP 2023(東京大会) バスケットボール男子日本代表国際強化試合」が行われ、日本代表(FIBAランキング36位)がフランス代表(同5位)と対戦した。

 15日のアンゴラ代表(同41位)戦で負傷した渡邊雄太(フェニックス・サンズ)が外れ、ルーク・エヴァンス(ファイティングイーグルス名古屋)がメンバー入り。帰化選手の2名登録、オンザコート1の形式にて、試合が実施された。

 スターティングメンバーには河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)、富永啓生(ネブラスカ大学)、馬場雄大吉井裕鷹アルバルク東京)、ジョシュ・ホーキンソンサンロッカーズ渋谷)の5人が名を連ねた。

 3ポイントシュートで先制を許すと、吉井が開始1分41秒に早くも2つ目のファウルを吹かれ、井上宗一郎越谷アルファーズ)がコートに送り込まれた。0-7のランを許したものの、富永がチーム最初の3ポイントを成功。馬場のドライブ、河村の3ポイント、富永のジャンプショットもあり、第1クォーター残り4分59秒に一時リードを奪った。川真田紘也滋賀レイクス)がブロックを見せれば、比江島慎宇都宮ブレックス)が3ポイントで加勢。富樫勇樹千葉ジェッツ)の得点などでも食らいつき、20-23と3点ビハインドで最初の10分間を終えた。

[写真]=伊藤大允

 第2クォーターは序盤に河村がホーキンソンのダンク、富永の3ポイントをお膳立てすると、馬場が速攻から会場を沸かせるダンク。1点差まで詰め寄ったが、相手のタイムアウト後から0-9のランを許した。富樫、原修太(千葉J)の連続3ポイントで反撃すると、比江島も積極的なオフェンスを披露。40-45と5点差で試合を折り返した。

 3ポイントで先取点を与えた第3クォーターだが、序盤から河村と富永が得点面をけん引。開始3分30秒に2点差まで迫ったものの、ルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)にオフェンスリバウンドから豪快なダンクを決められるなどゴール下を支配された。タイムアウトを取った残り2分28秒の時点で54-68と14点差。終盤に富樫の3ポイントで13点差まで盛り返した。

 序盤に馬場や富永が得点を挙げた第4クォーターは、試合終了残り4分25秒に62-81と19点ビハインド。後半は地力の差を見せられ、最終スコア70-88で敗れた。富永が4本の3ポイントを含むチーム最多20得点をマーク。富樫が5本の3ポイントで15得点、比江島が13得点、ホーキンソンが7リバウンド、河村が7得点5アシストを記録した。

 日本は19日にスロベニア代表(同7位)と最後の強化試合をこなし、8月25日開幕の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に挑む。

SoftBank CUP 2023 東京大会
<8月17日 有明アリーナ>
日本 70-88 フランス
JPN|20|20|17|13|=70
FRA|23|22|25|18|=88

男子日本代表の関連記事