2023.08.30
1998年に「FIBAバスケットボール世界選手権」がギリシャで開催され、日本代表は31年ぶりに出場を果たした。
高橋マイケル、折茂武彦、山崎昭史、佐古賢一などを擁したが、グループステージではロシア、プエルトリコ、ユーゴスラビアに3連敗。順位決定戦でセネガルに勝利するも、最終戦ではナイジェリアに敗れ、1勝4敗で16チーム中14位に終わった。
216センチと日本人離れした体格を持つセンターの山崎とともに、当時の日本代表のインサイドを支えたのが211センチのビッグマンである富永啓之だ。当時24歳の富永は、3試合の出場で平均2.3得点3.7リバウンドをマークした。
洛南高校から日本大学へ進学し、三菱電機で2006年まで現役生活を送った富永啓之。2001年には息子の富永啓生(ネブラスカ大学)が誕生した。
188センチのサウスポーシューターとしてアメリカの大学で活躍する息子・啓生は、日本代表としても着々と実績を積み重ね、「FIBAワールドカップ2023」の代表選手に上り詰めた。“和製ステフィン・カリー”とも呼ばれる息子が、父も出場した世界の大舞台でどんなプレーを見せるのか目が離せない。
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