2023.09.06

渡邊雄太がSNSに日本代表への思いつづる…「もっと上を常に目指していきます」とも意欲

日の丸を背負う重圧を感じながら世界と戦ってきた渡邊雄太 [写真]=伊藤大允
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 9月6日、日本代表の渡邊雄太が自身の公式Instagramを更新。「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」を終え、自身が抱いていた思いを改めて明かした。

 今大会ではアジア1位の成績を残し、「2024年パリオリンピック」の出場権を自力で獲得。出場権を逃した場合、日本代表からの引退を示唆していた渡邊にとっては悲願達成となった。Instagramではチームメートとの写真を投稿するとともに、2016年の「FIBA男子オリンピック世界最終予選」から始まり、現在に至るまでの過程を次のようにつづった。

「『パリオリンピックに行けないなら代表を引退する』。言う必要もない事をあえて公言しました。今まで自分が崖っぷちに立たされた時こそ結果を出せてきたので。自分がまだ大学2年生だった時のOQTが初めての世界大会で結果はボロ負けの2連敗。そこから2019年WC5連敗。2021年五輪3連敗。世界では一度も勝てずに10連敗という情けない結果でした。勝てば日本バスケは前進できる。でももしまた負けてしまったらこれから先永遠に同じことを繰り返すだけなんじゃと思い、僕が代表を退き若い世代中心のチーム作りをなるべく早くする事が長いスパンで考えたときに日本バスケにとってはベストなのではと思いました。他国で世代交代を失敗した例もありますし、勝てない自分がその元凶になってしまっては絶対にだめだと」

「あの発言でチームメイトを始め、ファンの方々も僕を引退させたくないと思ってくれたのが何より嬉しかったです」と続け、3勝2敗の成績を残した今大会について「みんなに助けてられてやっと世界を相手に勝つ事の喜びを味わえました」とコメント。一方で「でも予選ラウンド敗退したのも事実」と真摯に捉え、「この結果はしっかり受け止めて成長し、もっと上を常に目指していきます」と、さらなる意欲を見せた。

「長くなりましたが最後にもう一回言わしてください。パリ行くぞーーーーーー!!!!!!応援ありがとうございました」の言葉で締めくくり、感謝の意を示した。

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