2023.09.24
9月3日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」でアジア最高位の19位となり、パリオリンピック出場権を獲得した日本代表(FIBAランキング36位)が記者会見を実施。大会前からチームのムードメーカーとして存在感を発揮してきた川真田紘也(滋賀レイクス)について、チームメートがコメントした。
川真田は当初、練習生として日本代表合宿に参加していたが、泥臭いハッスルプレーで評価を上げ、ワールドカップの最終ロスター12人にも選出。本大会では“大黒柱”ジョシュ・ホーキンソンの控えという立ち位置だったものの、限られた出場時間のなかで体を張り、味方をサポートするプレーなどで貢献。大会直前には長髪を赤く染め上げ“リアル桜木花道”と話題になるなど、コート内外でチームを盛り上げた。
チーム唯一のNBAプレーヤーだった渡邊雄太(フェニックス・サンズ)は「川真田に会うのは今回が初めてで、申し訳ないけど合宿に参加するまで彼の存在を知らなかった」と明かしつつ、「初めて彼に会った時に『お前は日本の宝だ』、『日本の逸材だ』と伝えました。今年は滋賀で大活躍することを願っています」と、世界トップレベルと対峙した代表活動を糧に飛躍することを期待。
川真田の隣に座っていた日本代表キャプテンの富樫勇樹(千葉ジェッツ)は、「最初は練習生として合宿に呼ばれて、ここまでワールドカップのメンバーに残るために、彼なりに努力してきたと思いますし、色々なことを吸収して、コート内でもコート外でチームを明るくしてくれたと思います。ありがとう」と、照れる川真田へ語りかけた。
また、日本代表に抜擢したトム・ホーバスヘッドコーチは「うーん……まぁ大人になったかな」と語り出し、「半年前は『もう呼ばないかな』と思いました。本当に。練習の前に靴紐を結んでいない、準備していない、ギリギリに体育館にきて…。全然プロフェッショナルじゃなかった」と、かつての姿を回顧。「でもいろいろ話をして、だいぶ変わりました。大人になってすごく良いチームメートになりました。これからもっともっと伸びるかなと思います」と、今後の成長に期待を寄せた。
川真田が所属するB2リーグ・滋賀レイクスの2023-24シーズン初戦は、10月7日の熊本ヴォルターズ戦(熊本県立総合体育館)。今度は2024年のパリオリンピックへ向けて、各選手たちのアピール合戦がスタートする。
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