2023.09.03
8月31日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の17-32位決定ラウンド初戦が沖縄アリーナで行われ、日本代表(FIBAランキング36位)は最大15点差から、最終スコア86-77でベネズエラ代表(同17位)に逆転勝利。パリオリンピック出場に向け、重要な1勝をつかみ取った。
9月2日には2次ラウンドのラストゲームとして、カーボベルデ代表(同64位)と対戦する日本。同日に決戦へ向けた公開練習が行われ、ベテランガードの富樫勇樹がメディア対応に応じ、「いろいろな人の応援を受けて、今ここにいます」と語り始めた。
「残り1試合まで来て、パリオリンピックにここまで近づくことができているので、最後まで集中力を切らさずに、オリンピックの切符をつかみたいと思います」
今大会でキャプテンを務めてきた富樫は、ワールドカップ開幕前に渡邊雄太(フェニックス・サンズ)が明かした“代表引退覚悟”の思いがチーム全体に浸透し、この状況につながっていると説明している。「ほかのチームどうこうではなく、しっかり勝って、気持ち良くパリオリンピックを決められるようにしたいです」。
カーボベルデ戦の勝敗がオリンピックの出場を左右するものの、富樫は「そこまでプレッシャーには感じていない」とコメント。「みんながこの大会を通して、徐々に自信が出てきて、楽しそうにプレーしている場面もたくさんありますし。チームを信じて、残り1試合をやっていこうと思います」と、ベテランガードは力強い言葉で意気込んだ。
1次ラウンドで敗れたドイツ代表(同11位)やオーストラリア代表(同3位)との戦いでは、互角に戦う時間も見せた日本。「このプレースタイルであれば、10点詰めることは2~3分でやれはすると思うので、そこを信じて。スタッツに残らない地味なところを含めて、全員で諦めずに戦った結果だと思います」。
「トム(・ホーバスヘッドコーチ)さんが会見のなかで、『第1クォーターからそれをやれ』と言ってたのは見ましたけど(笑)。それはもちろん選手も思っていることではあるので、今日は最初から見せられるように準備していきたいと思います」
「(日本の)練習量が断トツで多いのは間違いないでしょう」と、これまでこなしてきた鍛錬が“自信”につながっていると富樫は語った。FIBAランキングこそカーボベルデより日本が上にはなるが、「チャレンジャーの気持ちは変わらず、今日は戦いたいと思います」と、ラストゲームに向けて闘志を燃やしている。
フィンランド代表(同24位)を相手に金星を挙げた日本の旅路も、今大会は2日で終わりを告げる。持てる力のすべてを出し尽くし、ぜひとも白星でパリオリンピック出場を決めてもらいたい。
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