2024.04.20
2月25日、有明コロシアムで「FIBAアジアカップ2025予選 Window1」が開催され、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング26位)は、中国代表(同29位)に76-73で勝利。「アジアカップ」レベル以上の主要国際大会では1936年のベルリンオリンピック以来88年ぶりとなる中国からの白星を手にした。
この試合で先発として37分7秒プレーした馬場雄大(長崎ヴェルカ)は、4本の3ポイントを含む24得点4リバウンド2アシスト1スティールと大車輪の活躍で日本代表をけん引した。「チーム全員がフィジカルな試合ができたからこそ勝てたのかなと思っていて、35分や38分じゃなく、40分間やり切ることができたチームの勝利だと思います」。
高さでは中国にアドバンテージがあったものの、日本は機動力と運動量を活かしたハードなディフェンスから突破口を開いた。チーム最長の出場時間で攻防両面に活躍した馬場は、「受け身のディフェンスをしたくなくて、自分たちからアクションしていく攻めのディフェンスをコートで表現しようと思っていました。それはBリーグに入ってからずっと意識していたので、スムーズに攻め気のディフェンスができたのかなと」と振り返った。
前半は主にアウトサイドから得点を重ねた馬場だが、後半では相手ディフェンスに対応し、持ち前の力強いドライブから多くの得点チャンスを作った。「相手の守り方を見て冷静に判断できた」と自身も語ったが、ベストなパフォーマンスを発揮することができた要因には、「FIBAワールドカップ2023」後の心境の変化も関係しているようだ。
「ワールドカップでは『結果を出そう』としすぎていたのですが、Bリーグに入ってからは『違うんじゃないかな』と考えるようになりました。バスケットボールはみんなでやるものだし、みんなで一緒に上がっていくもの。一人だけが良くてもいけないし、チームメートをもっと大切にすることだったり、ポジティブなエネルギーを与えること、そして自分自身は覚悟を決めるというところが、ワールドカップ以降に変わった部分で、明るくポジティブな気持ちの変化がありました」
メンタル面でプラスの変化を感じているという馬場は、「パリではさらに磨きをかけた自分を見せたい」と力強く語ると、「細かいところを上げていかないとパリでは戦えないと思っているので、パスの精度だったり、ドライブの精度など、ひとつひとつの技術をBリーグで探求していきたい」と再開するリーグ戦、そして今夏開催のパリオリンピックへ向けて意気込んだ。
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