2025.09.26
8月12日にサウジアラビアのジッダで「FIBAアジアカップ2025」準々決勝進出決定戦が行われ、日本代表(FIBAランキング21位)が前回大会準優勝のレバノン代表(同29位)と対戦。大声援の後押しを受けるレバノンの勢いに呑まれ、73-97で敗れた。
チーム最長となる31分45秒の出場で15得点9リバウンド4アシストとグループフェーズに続き大黒柱としての活躍を見せたジョシュ・ホーキンソンは、「ターンオーバーが多く、攻守において自分たちのいつもの形を作ることができなかった」と試合を振り返った。「アジアカップで優勝するチャンスが欲しかったが、レバノンは良いチームで、今日は本当に良いプレーをしていました」と相手への賛辞も送っている。
「もっと良い順位を取りたかった」と悔しさを覗かせるホーキンソンだが、このアジアカップの結果が2027年のワールドカップや2028年のロサンゼルスオリンピックなどの主要な大会に直接的には結びつかないことは幸いだったとも話す。
さらに、渡邊雄太や河村勇輝を欠く中で「若い選手たちがステップアップし、この舞台でプレーできたのは、良い経験だったと思います。彼らがここで得た経験を活かすことは、間違いなく今後のチームにとって価値あるものになるでしょう」と、キャプテンとしての視点でチームを見守る中で、特にガードとしてステップアップを見せたジャン・ローレンス・ハーパージュニアの存在など、確かな手応えも感じている様子。
最後に、試合後長時間にわたり行われたミーティングでトム・ホーバスヘッドコーチからどんな話があったか聞かれると「この1カ月半のハードワークに対して、全メンバーに感謝していました」と明かした。また、敗退という形で終わってしまったが、「これはステップバイステップのプロセスである」とチームを鼓舞したというホーバスHC。「一度の負けがチームとしての私たちを定義するわけではありません。この負けから経験を得て、前に進み、学んだことを将来に活かすだけです」と、悔しい敗戦も糧にし、この先の戦いを見据えて前を向く姿勢を示した。
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