2020.09.09

【Wリーグ開幕特集/注目選手】シャンソン化粧品シャンソンVマジック・小池遥「絶対に負けたくないと思って試合に臨む!」

今シーズンよりキャプテンを務めるシャンソン化粧品の小池遥
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取材・文=田島早苗
写真=Wリーグ、バスケットボールキング編集部

 9月18日より開幕する第22回Wリーグ。先シーズンは新型コロナウイルス感染症の影響で中断となり、公式戦は今年2月23日以来となる。バスケットボールキングでは新たに始まるシーズンに向け、全12チームの注目選手にインタビューを行い、シーズンに向けての思いを聞いた。

 第11回は昨シーズンのレギュラーシーズンでは6位のシャンソン化粧品シャンソンVマジックから小池遥。今シーズンより指揮官も代わったチームを司令塔として、またキャプテンとしてけん引する。

――まず、自身にとっては2シーズン目であった昨シーズンを振り返ってください。
小池 昨シーズンは、シーズン序盤こそ自分自身の調子が上がらず、チームも負け続けてしまいました。それでも中盤から勝てるようになり、個人としても序盤と比べれば、少し成長できたのではないかと思います。

――自分自身はどのような思いで臨んでいましたか?
小池 序盤のトヨタ紡織サンシャインラビッツ戦や富士通レッドウェーブ戦など、強い相手や日本代表の選手がいるチームとの対戦には、負けたくないという気持ちが強くありました。東京羽田ヴィッキーズ戦でも(日本代表の)本橋菜子選手とマッチアップしましたが、負けたくない気持ちからか、本橋選手の得点を抑えることができたかなと思っています。

――今シーズンはヘッドコーチも代わり、また長年チームを引っ張っていた本川紗奈生選手(デンソーアイリス)らが移籍。チームも大きく変わりました。
小池 昨シーズンまではポイントゲッターでセンターの谷村里佳さん(日立ハイテククーガーズ)とフォワードの本川さんがいて、私たちはそこについていくような感じでした。

 今シーズンはそのポイントゲッター2人が抜けたことで、得点だけでなく、見本となるような選手がいないという難しさはあります。でも、その中で私と坂田(侑紀奈)とで、チームを引っ張っていけるようにしたいです。

 今のメンバーで戦うことには変わりはありません。私も含め、選手全員が最大限の力を発揮できるように。それに発揮していかなければいけないとも感じています。

(登録選手11名と)今シーズンはメンバーが少ないので、決して前評判は高くないと思いますし、他チームからも警戒はされていないと思います。それでも私はそこを「ぎゃふん」と言わせたいので、チャレンジャー精神でいくしかないと思っています。

 失うものはないので、どんどん強い相手に立ち向かっていくことが、シーズンを戦う上で重要なのことではないかと感じています。

――今シーズンより李玉慈氏がヘッドコーチに就任。これまで富士通やアイシン・エィ・ダブリュウィングス、そしてシャンソン化粧品でも指揮を執ったキャリアのある指揮官です。
小池 バスケットについては、基礎をとても大切にしています。チームとしては粘り強いディフェンスから展開するというスタイルになると思います。(ヘッドコーチとは)すごく距離が近い感じなので、コミュニケーションは取りやすいです。

――では、最後にシーズンに向けての抱負をお願いします。
小池 私自身、いつも目の前の相手に絶対に負けたくないと思って試合に臨んでいます。粘り強いディフェンスや得点を取ることが私の一番やらないといけない役割だと思うので、シーズンを通してそこを頑張っていきたいです。

アグレッシブなプレーで得点やアシストを稼ぐ小池[写真]=Wリーグ

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